ラストプレゼント・娘と生きる最後の夏

P:大平太・太田雅晴・東康之
主題歌:♪僕が一番欲しかったもの 槇原敬之

第1回
脚本:秦建日子
演出:岩本仁志

明日香(天海祐希)は夫・聡(佐々蔵之介)と離婚、一人娘の歩(福田麻由子)も聡が引き取ったという過去を持つ女性。
年下の蓮太郎(要潤)という恋人もいて、仕事もバリバリこなし、それなりに幸せだったある日、健康診断の再々検査の結果、すい臓に腫瘍があり余命3ヶ月と診断される。
予期せぬ結果に思考回路が麻痺してしまったかのような明日香。
再々検査まで受けたんだから、どこか悪いんだろう・・・ぐらいは思ったかもしれないけど、まさか自分が長くは生きられないと宣告されるとは夢にも思わなかっただろう。
結果を聞いたとて、誰に言えるはずもなく、一人でその現実を抱え込まなくてはならない明日香。
しかも仕事は立て込んでるし、離れて暮らす歩の誕生日は間近だし・・・。
病院で自分の命の期限を切られた後、何をするでもなく一人でアイスを食べてる明日香。
何だかわかる気がしたなぁ。
やる事はたくさんあっても、何から手をつけていいのかわからない。
あと3ヶ月って何?どういう事?の嵐だよね。

来年の夏着工の大きな仕事が決まったって、余命3ヶ月の自分には関われない仕事だって思ってしまうし・・・。

ちょっと考えちゃったなぁ。
もしも今、自分が明日香と同じ立場だったら、あの病院を後にして、まず何をしただろう?って・・・。

突然余命3ヶ月と診断され、明日香は歩のことが気になり出す。
今までは歩の誕生日にも高価なプレゼントを電話発注して届けさせてた。
それで役目は果たしているつもりだったかもしれない。
実際、今年の誕生日だって電話で注文してたしね。
だけど、命の期限を切られた時、明日香は歩の誕生日パーティーに行ってみようと思い立つわけだ。
しかし、その日は聡が恋人の有里(永作博美)を歩に紹介しようとしてて、明日香が会いに来る事を拒まれてしまうんだよね〜。

そして歩の誕生日。
バースデーケーキひとつ選ぶにしても、まだ歩の母親ではない有里が歩の気持ちを考えて、ケーキのサイズを例年通りの小さなものにしようとしてるのに、明日香は入ったケーキ屋さんで「一番高いの!」とか「子供に人気があるのはどれ?」とか、「わからないから選んでください」とか、結局は人任せ。
離れて暮らして来たから歩の好みも知らないんだろうけど、こんな明日香が残された時間をどう過ごしていくのか・・・母親として、女性として、観て行きたいと思います。

バースデーケーキのロウソクを吹き消そうって時に、表で犬が吠えただけで「ママだ!」と飛び出していく歩。
いやぁ、このまま泣かずに初回は終わると思っていただけに、まさに不意打ちでした。(^^;
裸足のまま道路に飛び出して、明日香の姿を探す歩。
明日香が置いていったケーキの箱を投げつけて、悲しみや苛立ちやいろんな感情をあらわにする歩。
もーーー、泣いちゃったわよ。

七夕の短冊も「おねがいごとはかきません。どうせかなわないから。」なんて、普通の小学生が書く言葉じゃないよなぁ。(^^;
本当は「ママに会いたい」って書きたかったのかもしれないけど、素直にそれを文字にする事も出来ず、裏腹な事を書いてしまう子供心。
いやぁ、せつないですなぁ。

さぁ、これから先が本題ですね!
明日香が何を思い、歩との関係がどうなっていくのか?
歩が赤ちゃんの頃、何故泣いているのかわからず哺乳瓶を投げつけたという明日香が、成長した歩と心で通じ合える時が来るのか・・・。
そして何より、明日香自身が残された時間をどう使うのか?
いろんな目線で見つめてみたいと思いますわ。

第2回
脚本:秦建日子
演出:岩本仁志

明日香(天海祐希)と古茂口(松重豊)、迷彩服似合いすぎ!(爆)
何故にサバイバルゲーム?って気はするんだけど(^^;、古茂口が言い出したサバイバルゲームに歩(福田麻由子)を連れて行くことにした明日香。
蓮太郎(要潤)に明日香のいい思い出は子供の頃の事ばかりだ・・・と言われて、大人になってからの良い思い出を作りたかったのか・・・。
それも歩と一緒に・・・。
聡(佐々木蔵之介)に「これ以上歩を傷つけてほしくない。あの子の前から姿を消して欲しい。あの子から忘れられて欲しい」と言われたのに、それでも連れ出した明日香の気持ちは?
余命3ヶ月・・・娘と思い出を作る時間もさほどない・・・そんな明日香にしてみれば、これを思い出にして歩ともこの先は会わず、最期に「あの時、歩と遊べてよかったなぁ」と思い出しながら死んでいきたいと思ったのだろうか?

サバイバルゲームに勝ったはいいけど、歩が足を滑らせて捻挫。
連絡を受け病院に駆けつけた聡は明日香の身勝手な行動を非難する!
言い分としては聡の方が正しいんだろう。
確かに明日香は勝手だし・・・。
だけど、明日香にはゆっくり考えている暇なんてないんだよね〜。
だから、思いついたら即行動に移す!
すべての事を「今しかやれない!」って思っちゃうんだろう。
それが時として「勝手」と受け止められてしまうのは・・・悲しいけど仕方がない。
聡に非難されて、明日香が「これで最後にするつもりだったのよ。頼まれたって二度と(歩に)会うつもりはない!」と断言したのを歩が聞いてしまい、せっかくサバイバルゲームで少し距離が縮まったように見えた母子の間に、また溝が出来てしまったのが悲しい。

明日香が有里(永作博美)を偵察に行く(?)シーンは、二人とも女の怖さがあったよね。
聡がどんな女と結婚するのか見にきた明日香も怖いけど、聡の元妻だと気付いていても知らないふりをしてる有里も恐ろしい。
でも、明日香みたいに「私が聡の奥さんだった女性よ」と言わんばかりの質問は、普通しないかな?(^^;
いや、あれは気付かせたかったって事なのか?
天海さんのさばさばしたイメージのせいか、ぜんぜん嫌味に感じないのが良いのか悪いのか・・・微妙。(^。^;)
きっと明日香と有里はいずれいい関係になるんだろうな。

唐突なサバイバルゲームで、初回より自分の中の評価はダウン。(^^;ゞ
あの毎回明日香に図面を書き直させてる夫婦も、ちょっと気になってるんだけど・・・。
あの調子で毎回図面を書き直しさせてたら、家が建つのはいつになってしまうんだか。(^。^;)

第3回
脚本:秦建日子
演出:南雲聖一

明日香(天海祐希)が病院で出会った余命半年の患者(小倉久寛)。
突然話しかけられて、ほんの短い間の会話の中で、彼が最後に言ったのは今朝、妻が作ってくれたお味噌汁と娘達が作ってくれただし巻き玉子が最高においしかった事。
ところが明日香が診察を終えて病院を出ようとすると、さっき話しかけられた患者が目の前で飛び降り・・・。
こういう現場に遭遇しちゃったら、ただでさえショックを受けそうなのに、明日香の場合は自分より3ヶ月も余命の長い患者が飛び降りた事や、死ぬ前に彼が家族の作ってくれた朝食の美味しさをありがたく思いながら死んでいった事を、真正面から受け止めなきゃならないんだもんなぁ。
頭、真っ白になるのも当然!そりゃ、大事な設計図も忘れるわ。(^^;

仕事場の市役所について、仕事仲間に会った瞬間、ベラベラと饒舌に話し出す明日香の気持ちもよくわかった。
そうしてなきゃ耐えられないんだよね。

明日香に頼まれて病院へ設計図を取りに行った蓮太郎(要潤)は、明日香が忘れた大量の薬を代理で受け取ることに・・・。
これで蓮太郎も明日香が何かを隠していると察知するわけだ。
んで、せっかく蓮太郎が届けてくれた設計図は無駄になってしまったね。
明日香が口で説明して、おエライさんも大絶賛だったのに、模型を明日香自身が潰してしまって・・・。
おエライさんがポロッと言った「来年の着工が楽しみだ」も明日香にとってはショックな一言だったんだろうね。

一方で聡(佐々木蔵之介)の突然の出張で、歩(福田麻由子)と一緒に過ごす事になった有里(永作博美)。
なかなか打ち解けてくれない歩、それでも何度もアプローチする有里。
そこで歩が「どうして私に構うの?わからない!」と泣きじゃくるシーンは、(ToT)ウルウルきちゃったよ。
自分が嫌な子だから、感じの悪い子だから、ママが出て行ったと思っている歩は、感じの悪い自分と一生懸命近付こうとする有里の気持ちがわからないんだね〜。
パパがそう言ったって言ってたけど、離婚した明日香の事を子供の前でそんな風に言ってるとしたら、ちょっと聡が嫌かも・・・。(^^;

そんな歩の気持ちを聞いた有里が、明日香のところへ話がしたいとやって来た。
突然、有里が来てもどっしり構えてる明日香に、母としてはまだ自分が上よというような余裕を感じてしまったんだけど・・・。
出張中の聡と有里が電話で慌しく話す中で、結婚後も当たり前って感じで仕事を続けようとしている有里に、「続けるんだよな?結婚・・・。」と聞いてる聡がちょっと気になる。
結局は歩の母親が欲しかったんだろうか?と思っちゃうわ。

第4回
脚本:秦建日子
演出:渡部智明

有里(永作博美)がバンダナ持って、何を明日香(天海祐希)に言いに来たのかが気になってたんだけど、歩(福田麻由子)に会いに来て欲しいと言いに来てたのね。
聡(佐々木蔵之介)が出張でいないこと、自分も明日は遅番なことを伝え、明日香が来てくれる様に仕向けるんだけど、そんな時、弟の嫁・綾音(田畑智子)が家出して明日香を訪ねてきたものだから、明日香も歩に会いに行くどころではなくなって・・・。
人に何かを訴えていて、自分が発した言葉の中にまさに自分に返ってくるようなものを感じる事があるんだけど、今回の明日香もそうだったよね〜。
弟に綾音を迎えに来いと話していて、有里が自分に言った事を思い出し、歩に会いに行くべきなのか・・・と、また考えてみたり。
でも、このまま忘れ去られた方がいいのでは?と思ってみたり。

蓮太郎(要潤)と有里が協力し、来実(須藤理彩)まで巻き込んで、強引に歩と明日香を会わせた。
お食事用のエプロンを自分で出来ないと珍しく甘えてみせる歩や、普段母親らしい事をしてやれない明日香が我が子にエプロンをしてあげるところで、じ〜んと来ちゃったよ。
また、エプロンしてもらいながら歩が泣き出すからなぁ・・・。(・・,)グスン
おばちゃんも泣けちゃったさ〜。(^^ゞ
そこからは結構(ToT)ウルウル。
明日香が家を出たのは歩のせいじゃなく、自分が弱虫だったから・・・と説明するあたりや、二人が横に座ってお互い相手の目が見れないといった感じで涙を浮かべて話をするところ。
そして、明日香が実家の近くのお祭りに歩を誘って、歩が「行く」と返事をするところ。
もーーー、何だろうね〜。
離れていても母親と娘の縁って、簡単には切れないもんだよね〜。
そうそう、メニューを選ぶ時の歩の「何でもいい」を、びしっと「選ばなきゃダメ」と言い切ってしまう明日香が、また彼女らしかったなぁ。
いつも自分の気持ちを隠して、大人が言う通りにして、ただ日々を過ごしている我が子に、自分で何かを決めて、その決断から何かを感じて、また次に繋ぐという事を覚えさせたかったのかな?と思ったりして・・・。
こういう事、まだ有里には言えないんだよな・・・と思うと、またせつない気持ちにもなるんだけど。

お祭りに一緒に行く約束もして、せっかく楽しそうだったのに、こんな時に急に明日香の体調が・・・。(涙)
歩に具合の悪い事を気付かせまいとする明日香・・・必死でトイレにたどり着いたものの、そこで気を失ったみたいだよね。

一方では、歩と明日香が会ってるなんて思いもしない聡が出張から戻ってきてるし・・・。
二人が会ってた・・・しかも有里が会わせたと知ったら、聡はどんな反応をするのやら。
歩が有里の事を「何て呼べばいい?」と聞いて、自分から「じゃあ、お母さんね」と言い出したのは、やっぱ明日香の事を「ママ」と呼んでいたからだろうね。
有里の事を何度「お母さん」と呼んでも、そこに照れくささも嬉しさも感じないのは、明日香をママと呼ぶ時のような親しみがこもってないからでしょう。
そして、その事に有里がちゃんと気付いてるのが、また哀しいんだよなぁ。

第5回
脚本:秦建日子
演出:岩本仁志

席に戻ってこない明日香(天海祐希)を心配して、歩(福田麻由子)がトイレに行ってみると、そこには床に座り込んでいる明日香の姿が・・・。
「おトイレの床に座ったのは初めてだけど、結構気持ちいいもんだね〜。」なんてごまかしてる明日香が痛々しい。
だって、歩が来たからって立ち上がることもできないんだもん。
そこで明日香が歩に3つの約束をさせた。
1.もう自分を悪い子だと思わない
2.ママと一緒に夏祭りに行く
3.今日、ママがトイレに座っていた事を誰にも言わない

それに対して歩も明日香に約束をしてほしいと言ったんだけど、その内容が「もう突然いなくなったりしないで。」というもので、何だかこの先の明日香の病気の進行など考えると、この約束はかなりせつなかったな。(・・,)グスン

有里(永作博美)が歩と明日香を二人で会わせたと知った聡(佐々木蔵之介)は、有里を連れて二人が会っている店へ急ぐ。
そこで歩が「ママは先に帰った」と嘘をつくんだよね。
トイレで座ってること、言わないって約束したばかりだもん。
でも、それを聞いて聡が怒る気持ちももちろんわかるよ〜。
明日香の事を「あの女」と呼んでる聡のことだから、まだ子供の歩を店に置き去りにして帰ったと知ったら激怒だよね。
それでも「ママと夏祭りに行きたい」と歩が言ったことに対して、「あの子が自分から何かしたいと言ったのは初めてだから」と、反対せずに明日香に「行くならちゃんとしてやってくれ」と電話までするのは、やっぱ親心だと思ったわ。
だけど、そういう聡の愛情を知って、歩はパパをおいてママと二人だけで夏祭りには行けないと思っちゃったのかしら?
事務所が水漏れで大変な中でも、歩と夏祭りに行くために強引に有休をもらった明日香に歩は「ママと夏祭り・・・行けない」と電話してくるんだよなぁ。
せっかくお揃いの浴衣まで買ったのに・・・。
病院の検査の日もずらしてもらって、念のために鎮痛剤まで出してもらったのに・・・。
明日香にとって、当面の目標は歩と夏祭りを楽しむ事だったと思うのよ。
それがダメになっちゃったら、かなりのショックなのでは。

歩からの断わりの電話を切った後、「どうせ私ももうすぐ死んじゃうわけだし、約束守れないのはお互いさまか・・・。」と呟いてるのを、明日香の父・清孝(平泉成)が聞いちゃったよ。(ーー;)
明日香の病気を知る最初の人は父親だったのかしら。

いろんな登場人物がいるわけですが、みんな誰かを思っているのがいいですな。
明日香のサバサバした性格で、過剰に重くなってないのもいいのかもしれません。
しかし、これから先は病気の進行もあって、どんどん重くなるのかもね。
ただ、今回の水漏れで事務所が悲惨な目に・・・というエピは、ちょっと違和感あったかも。(^^;
ビルのメンテナンス工事をやってたはずなのに、それが終わったと思ったら水漏れじゃ〜やってられませんわよね。

第6回
脚本:秦建日子
演出:南雲聖一

清孝(平泉成)が明日香(天海祐希)の「どうせ私ももうすぐ死んじゃうわけだし・・・」という言葉を聞いてしまったかに見せておいて、一旦は清孝は聞いていなかったと視聴者を安心させる。
そして、また本当は聞いていたというのを示して、号泣させる。
いやぁ、気持ちよく泣かされました。m(_ _)m

聡(佐々木蔵之介)がかけてきた電話から、歩(福田麻由子)が夏祭りを断わったのは歩自身の意思だと察した明日香の嬉しそうな表情も泣けたなぁ。
前々回、メニューをきちんと自分で選ぶように話した明日香だから、歩がちゃんと自分で決めたということを喜ばしく思ったんだろうね。
歩自身にもパパの気持ちを考えて、自分でお祭りに行かないと決めたことが嬉しかったと告げてたし・・・。

一方で古茂口(松重豊)が明日香の体を心配して、蓮太郎(要潤)や来実(須藤理彩)と一緒に澤口(升毅)のところを訪ねるのも、じ〜んとしちゃったなぁ。
守秘義務があるから、絶対に病名や病状を教えられない澤口が、古茂口たちの明日香への優しさを感じ取って、残業はしないとか食べたいものを食べるとか言える範囲で明日香のためになることを告げるところとか、結構泣けちゃったよ。

有里(永作博美)もね〜、聡に話して歩を夏祭りに連れて行ってあげる気持ちとか、何とか最後の花火までに間に合うように送り届けようとするところとか、この人もいい人だなぁ・・・って、つくづく思っちゃった。
んで、清孝でしょ・・・。(涙)
みんなでお賽銭投げて願いごとをする場面で、清孝ったら千円もお賽銭出して「来年の夏祭りも家族全員・・・誰一人欠けることなく、家族全員で来られますように。」って。(・・,)グスン
明日香もやはりあの言葉を聞かれていたと察して、また彼女らしく「すい臓って自覚症状がないらしくて・・・ぜんぜん気付かなかったんだよね〜」なんて言ってるんだけど、清孝の方を見ることができないって感じが何とも(ToT)ウルウル。
「生きてりゃ必ずいい事だってある」という清孝の言葉は、この後の場面ですぐに実感できたよね。
聡が歩の手を引いて、花火が打ち上がる場所まで来たものの、打ち上げの時間は迫り、人ごみでとても明日香を見つけられそうにない。
そこで聡は「明日香ーーーー」と叫び、歩は「ママーーーー」と叫ぶわけだ。(涙)
その声に気付いた明日香が声のする方に行ってみると、そこには来ないと思っていた歩の姿が・・・。
いやぁ、もう無条件に泣けましたわ。
明日香に抱きついて「パパがね、行っていいって。会いたい時にママに会っていいって。」と涙ながらに言うところで、あたくし、もうボロボロ・・・。(・・,)グスン
まさに「生きてりゃ、いい事ある」って感じでした。

それにしても結婚をやめると言い出した有里が気がかり。
聡が明日香とよりを戻すのが、歩のためにも一番いいと思ったのかしら?

第7回
脚本:秦建日子
演出:渡部智明

いやぁ、歩(福田麻由子)の気持ちを思うと苦しくなるね〜。
自分がいると聡(佐々木蔵之介)と有里(永作博美)が結婚できないからと、明日香(天海祐希)と一緒に暮らしていい?なんて留守電に残したり・・・。
また、その留守電を明日香が仕事で家に戻れず、聞けずにいるのがもどかしいんだよなぁ。

そして明日香の体にも変調が・・・。
食欲減退、体力の衰え。
大事なプレゼンの最中に具合が悪くなり、それでも最後まで仕事をやり遂げてついには倒れてしまった明日香。
会社の仲間や病院に駆けつけた蓮太郎(要潤)が、誰が付き添うかでじゃんけんしてる様子はちょっと微笑ましかったわ。
こういう仲間に囲まれて、明日香も幸せよね。
明日香の着替えを取りに来た来実(須藤理彩)が、マンションで明日香の帰りを待っていた歩と会い、二人で病院へ・・・。
また間が悪いことに、二人が明日香の病室の前まで来た時に、中では蓮太郎が明日香にプロポーズしてるんだよね。(・・;)
聡と有里には自分に気兼ねせず結婚して欲しいと思って、明日香と一緒に暮らす事を考えたのに、その明日香も蓮太郎と結婚するかも・・・と思ったら、自分の行き場を失ってしまうよなぁ。
明日香が留守電の内容さえ知っていれば・・・と思うけど、実際に知ったのは歩に「留守電のことは忘れてね」と言われ、病院の公衆電話からメッセージを確認した時だもん。
これは明日香も胸が痛かったと思うなぁ。
蓮太郎と結婚する意志のある無しに関わらず、歩が自分を頼ってきたのに受け入れるどころか、頼ってきたことすら知らなかったということ。
そして結果として歩に辛い思いをさせたこと。
点滴はずして病院を抜け出した気持ちもわかるよ。
明日香には時間がないんだもん。先延ばしに出来る事じゃないんだよね。(・・,)グスン

病院を抜け出し、有里を呼び出し、何とか聡との結婚をもう一度考えてもらおうと話すんだけど、有里は自分では明日香にはなれないと聞く耳持たず・・・。
そして、ついに明日香が自分が余命2ヶ月である事を有里に告白!
信じない有里に大量の薬を見せて、「聡と歩と新しい家庭を作りたいと思ったんだったら、私のことは忘れて!」と目を潤ませて必死の訴え。
有里も、まさかそんなこととは想像もしてなかっただろうし、言葉が見つからないよね。

そんな時、聡からの電話で歩が家出をしたとの連絡が入る。
自分がいなくなれば、聡は有里と、明日香は蓮太郎と結婚できると考えたのね。
いつも自分を犠牲にして、我慢をして、そうやって生きてきた歩ちゃんらしいけど、それでパパやママが誰かと結婚できるなんて思うところが子供だよ。(涙)
あなたがパパやママや有里お姉さんを思う以上に、みんながあなたの事を思っているんだよ。
我慢はしなくていいんだよ。
そう声をかけてあげたくなる・・・。

ただ、歩ちゃんの家出に連れがいたのは、気持ち的には救われた。
たった一人で夜の街を彷徨ってるとしたらあまりに悲しすぎるけど、同級生の健太(高橋賢人)が一緒にいてくれるだけでも、ちょっと救われた気になる。
歩が一人ぼっちじゃなかっただけでも、何だかよかったよ。

第8回
脚本:秦建日子
演出:岩本仁志

あら?どうしちゃったの?(・・;)
何だか今回は泣けなかったわ。
いつもより丁寧さが足りない感じ。

明日香(天海祐希)の病気を知って、有里(永作博美)が何かと気にかけているのは、嬉しい気遣いなんだけど・・・。
この事を有里が一人で背負うのは、かなりの負担だろうな・・・と思ってしまう。
歩(福田麻由子)の家出のヒントを探そうと、歩の部屋へ入る明日香。
有里は歩に招待されるまでは部屋へ勝手に入らないと決めてたから、入り口で躊躇するんだけど、明日香が強引に引きずり込むんだよね。
サバサバした明日香だからこそ、こうやって有里と歩を近づけようとしてあげられるのかもしれない。
そして有里のこと、結構信頼してるんだよね、明日香は・・・。
病気を打ち明けただけでなく、本当は怖いこと、悔しいことを正直に話せる相手が有里なんだもん。
この時も「怖い、悔しい」と淡々と話す明日香に対して、有里の方が涙しているのがじ〜んとしますな。

一方で家出した歩と健太(高橋堅人)と犬のロッキー。
もんじゃ焼き屋で警察に連絡されているのを知って、代金をテーブルに置いて逃げてしまった。
「私がどんどん小さくなって、見えないぐらいに小さくなったらパパもママも幸せになれるのになぁ。」と呟く歩に、健太君が「今夜だけロッキー貸してやるよ」と言うのが良かった。
強がりの歩の胸の内、健太君はわかってたんだよね。
どんなに辛い事や悲しい事があっても、一晩ロッキーと寝たら翌朝には元気になる。
歩に元気を出して欲しくて、大切な相棒のロッキーを貸してあげるなんて、健太君は人を思いやる事ができるいい男子だ!
それで、ちゃんと歩の家まで行って、聡(佐々木蔵之介)たちを呼んできてるし・・・。
一緒に家出したのが、この健太君で本当に良かった。(^。^;)ホッ!

んで、ビックリしたのは最後の有里からの提案!
「ここで家族4人で暮らしませんか?」w(゚o゚)wワオ!!
歩の気持ちはどうなんだろうな?
明日香と暮らせるのは嬉しいかもしれないけど、そこに有里もいて、当然ながら聡もいて・・・また気を遣ってしまうのでは?
明日香の病気を知る父親(平泉成)も、実家に帰って来いって言ってくれてたけど、明日香は歩と暮らす事を選ぶのかな?

うーん、正直歩の家出にまつわる今回の運び方は、ちょっともたついた感じを受けました。
一番泣けたのは、来週のサブタイトル「遺言」・・・これだったな。(^^;

第9回
脚本:秦建日子
演出:南雲聖一

本当に4人で暮らしててビックリ!
でも、明日香(天海祐希)と一緒に暮らしているというだけで、歩(福田麻由子)が明るいんだよね。(涙)
そんな幸せそうな歩の顔を見つめながらの、明日香の「死にたくない」という心の声が辛かった。
明日香の誕生日にみんなで海に行こうという計画が持ち上がっても、自分が死んだ後、歩が海へ行く度に自分を思い出すと思うと、素直に「うん」と返事が出来ない明日香。
自分が死ぬ事よりも、周りの人の事を考えるものなのかもしれないね。
特に子供がいると、どうしても・・・。

そしていよいよ澤口(升毅)に入院を迫られる明日香。
9月15日が明日香の誕生日だと聞き、それまでに倒れなければという条件付で16日まで入院を待つという澤口に、明日香はひとつお願いがあると言う。
さて、このお願いというのがはっきり「コレだ!」とは示されなかったんだけど、私の印象としては明日香は自分が自分の意思で動けるうちに、お世話になった澤口先生にお礼をしたかったのでは?と思ったんだけど。
レストランの食事に誘って、他愛もない話をして・・・。
その話の中で、今までに誰かと料理をシェアした事がないという澤口が、明日香の頼んだメニューを「美味しいですよ、どうぞ」と勧められた事で、料理を分け合う事の楽しさ、何かを誰かと分かち合う事の嬉しさをしみじみ感じて、「これからは(シェアできるように)人と違うものをオーダーします。」と言ったこと。
それに対して目を潤ませながら「そうして下さいね」と明日香。
明日香は澤口に何かお礼がしたくて食事に誘った。
だけど、その中で澤口は人と分かち合う事の喜びを知る事が出来た。
明日香は自分がそれを澤口に気付かせてあげられたことが、何より嬉しかったのではないかしら?
だからこそ「生きていた意味が増えたような気がします。」という言葉に繋がったのでは?
自分が誰かに何かをしてあげられる時間は、もうほとんどないに等しい。
そんな中で、自分がした事で誰かが何かを感じてくれた・・・それは明日香からのプレゼントであり、また明日香もその喜びをプレゼントしてもらえた気持ちになるのかも。
「お願いって何ですか?」と気にする澤口に、「もう、きいて頂きました。」と答える明日香は実に満足そうだったよね。

来実(須藤理彩)に対しても、わざと厳しい言葉を投げかけて、その中で来実が一人立ち出来るきっかけを掴むのを願ってたんだろうね。
蓮太郎(要潤)にも病気であること、治らない事を打ち明け、「プロポーズしてくれて嬉しかった。」と去っていくし、有里(永作博美)にも「楽しかったぁ。あなたのおかげ、ありがとね。」でしょ?
明日香が準備してるのがわかるわけよ。
自分の最期が近付くのを察して、明日香らしくみんなにお別れしてるんだよね。(・・,)グスン
そんな準備は・・・辛いなぁ。

すべてを把握している有里が、誕生日には海に行こうと・・・。
来年、再来年に海を見て自分を思い出される事に躊躇している明日香に、「今さらどんな気を遣われたって、聡さん(佐々木蔵之介)も私も歩ちゃんも思い出すんです!」と涙ながらに訴える有里に涙・・・涙・・・。
4人暮らしの最後の食事当番で、明日香が母親の「ごっちゃり鍋」を歩に作ってあげたのだって、自分で「最後」と決めた食事当番で伝えられる母親の味なんだよなぁ。
そんなこととは知らずに、明日香と一緒に料理したりご飯を食べたりするのを楽しんでいる歩を見ていると、涙が止まらなかったよ〜。

これから実家へ戻って、今度は清孝(平泉成)たちに自分なりのお別れをするつもりなんだろう。
明日香が一番苦しいのに、そんな顔を見せずに、ただひたすらに残される人たちの事を思って、今自分にできる事をしてあげている姿にじ〜んとする。
明日香がみんなに書いていた手紙・・・歩にだけは、なかなか中身が書けずにいたのもせつなかった。

有里が聡に明日香の病気の事を話すみたいだったけど、それを聞かされたら聡はどんな行動に出るのかな?

これだけ人に気を遣っている明日香だもの。
最後はみんなに囲まれて・・・だけど決して湿っぽくなく、幸せな中で「あぁ、幸せな人生だったなぁ。いい人たちに囲まれていたんだなぁ。」と実感しながら、できれば眠るように旅立ってほしい。(涙)

第10回
脚本:秦建日子
演出:渡部智明

有里(永作博美)が聡(佐々木蔵之介)に明日香(天海祐希)の病気について話す。
そんな事、突然聞かされてもなかなか信じる事なんて出来ないよなぁ。
明日香が通っている病院を聞き出して、自分で医者に聞きに行こうとする聡の気持ちもわかるわ。

蓮太郎(要潤)に実家まで送ってもらう明日香。
ここからは自分の脚で歩きたいと途中で車を降り、家までの道程を歩き出す。
そんな明日香を呼び止めて、振り向いた瞬間をカメラに収める蓮太郎。
もしかしたら、この写真が遺影として使われるのだろうか?(・・,)グスン

実家では綾音(田畑智子)が産気づき、明日香たちが付き添って病院へ。
一人残された清孝(平泉成)のところへ、聡からの電話というシーン。
ヾ(・・;)ォィォィお父さん、明日香がどうしているか尋ねる聡に説明するのはいいけど、「苦しみ出して病院へ運ばれた」だの「時間の問題」だの、聡が勘違いするような事を言わないでやってくれよ〜。(・・;)
それは、綾音のことだし・・・。(^^;
こんな時に、とんだ勘違いなんだけど、明日香が病院へ運ばれたと思いこんだ聡が、歩(福田麻由子)を早退させてまで、明日香の実家へ駆けつけた事に泣けちゃったよ。
明日香に歩を会わせなきゃ・・・って、咄嗟に思ったんだろうな。
歩をあずけて東京へ戻って来て、有里に「最後の最後まであいつは自分勝手な女だ」と泣き崩れるところも、見ていて苦しくなっちゃった。
心の整理も出来ぬまま、迫り来る何かを受け入れなきゃいけないなんて。

でも、今回一番泣けたのは明日香の母・伸子(大森暁美)だった。
突然実家に帰ってくる娘、仕事も辞めたという娘、そして何か知ってそうな清孝の態度で、薄々伸子も感じ取っていたみたいだけど、面と向って清孝に明日香の事を尋ねると「ワシの口からは言えん!」と一言。(涙)
長年連れ添った夫婦ですもの、夫のこの一言ですべてを察したんだろうね。

歩には自分で病気の事を言いたいと言った明日香。
綾音が分娩室に入ったのを外で待ちながら、歩に打ち明けようとしていたのに、そこで綾音の赤ちゃんが産声をあげて・・・。
結局、言えなかったよね。
でも、その後の清孝のライブを見ながら、歩は何かを感じたようだった。
笑顔で「一緒に歌おう」と明日香を舞台にあげる清孝。
歌は「上を向いて歩こう」。
そんな父と娘の姿を見て、泣いている伸子。
この光景が歩にはどう映ったんだろう?
綾音の出産で命がこの世に誕生するというのを身近に感じた歩が、次に体験するのは命が消える瞬間なんだろうか?
辛いなぁ。(・・,)グスン
娘の命の期限が近付いていると知りながらも笑顔を絶やさない清孝。
真実を知った今、涙が止まらない伸子。
最後まで「生きる」という事に手抜きをしない明日香にも頭が下がる。

心から明日香の最期が、彼女らしくあってほしいと思う。
みんなに囲まれて、いつも通り冗談を言いながら「じゃあね」って感じで・・・。
どんな亡くなり方でも悲しいけど、せめて明日香らしく・・・と、それだけを願います。

最終回
脚本:秦建日子
演出:岩本仁志

あーーー、泣いた!泣いた!
予想していた以上に泣いてしもーた!
っつーか、最初から最後まで泣きっ放しだったんじゃなかろうか?

明日香(天海祐希)の誕生日。
聡(佐々木蔵之介)に渡した婚姻届、有里(永作博美)との結婚に向けて証人の欄に明日香がサインしてたよね。(・・,)グスン
部屋の片付けをしてるのも、何だか人生の終わりを予感させるようで悲しかったんだけど、ゴミ袋に詰められた冬服に歩(福田麻由子)が気付き「捨てちゃうの?」と訊いた時の、明日香の「うん、もう着ないからね」という反応にも涙。
会社への最後のご挨拶、古茂口(松重豊)の「休職ってことにしてあるから」という言葉にも胸が熱くなったけど、来実(須藤理彩)を抱きしめて耳元で「ありがとう」とささやいた明日香で、また涙。
蓮太郎(要潤)なんて、「親子モデルがドタキャンしてさ〜」と嘘までついて明日香と歩の親子写真を撮ってるし・・・。
しかも、明日香が歩と夏祭りに着ようと用意していた浴衣まで、ちゃっかり持ってきちゃって、花火柄の浴衣で明日香と歩のツーショット!
そんな中、実家では明日香の両親が明日香が映ってるビデオを見て、しみじみしちゃってるのも泣けるんだよね〜。
っつーか、綾音(田畑智子)が産んだ子供の名前が本当に「明日太郎」になってるよ!(^^;
そこだけ唯一笑えたような・・・。

明日香は何度も話そうとするのに、薄々気付いてる歩がわざと話をそらそうとするのも見ていて辛かったなぁ。
来年は海でバーベキューするんだ・・・とか、一人で話を続けちゃって、明日香には何も言わせない歩ちゃん。
そして「ママはイヤなの?ママは来ないの?ママはみんなと一緒に来てくれないの?」と歩が言うと、明日香はついつい「もちろん、行くよ!」と答えちゃうわけよ。
いやぁ、明日香の気持ちがわかるだけに、この嘘を責められないよ。

みんなが待つ家へ戻って来た明日香と歩の態度を見て、明日香が話してない事を知った有里。
足りないアンチョビを買いに出た明日香を追った有里が、明日香の入院せず、ふらっと旅に出て、やばいなぁと思ったら・・・という勝手な言い草を聞いた時、グーで殴ったのにはさすがに驚いた!
病院でやせ細っていく母親の姿を歩に見せたくないという明日香の気持ち、「それでも母親は母親」と言い切る有里の気持ち。
両方の気持ちが痛いほどわかるだけに、ほんと観ていて辛かった。(涙)

んで、買出しから戻った明日香は玄関先で歩に病気の事を告白。
明日香らしく淡々と、でもちゃんと9歳の歩にもわかるような言葉を選んで・・・。
「来年は海へ行けないと思う。いつまで歩といられるかわからない。約束破って、ごめんね。」
母親に面と向って「もうすぐママは死ぬんだよ」と説明されたわけだ。
薄々気付いていたにしても、受け入れられないよね〜。
自分の部屋へ行って、声をあげて泣く歩ちゃんが可哀想で・・・。
そんな歩を呼んでくると聡が言えば、厳しい口調で「歩が乗り越えなきゃならない事なんだから」と止めるのが、これまた明日香らしい。
自分が歩に残せるものは、自分で自分の進むべき道を切り開く力と、いつも自分で選択する気持ち。
本当は、あとどれだけ抱きしめられるかわからない歩の事を強く何度も抱きしめたいだろうに、我慢して耐えるのも母親らしさかもしれない。
明日香との思い出のバンダナを見て、歩がちゃんと乗り越えたのも良かった。
そして「海に行きたい。今からみんなで海に行きたい。」と、自分がしたいことを自分で考えて、自分の言葉で相手に伝えた歩。
明日香が歩に教えたかったのは、こういう事なんだろうね。
もーー、ここで号泣しちゃったよ。

みんなで夜の海へ。
そこで歩が言うわけさ〜。
「ママ、私、毎日病院行く。毎日ママの手を握って頑張ってって言う。だからママも私とたくさん一緒にいて。1日でも長く生きて。」(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)
誰かーーー!涙腺が故障したので助けて下さい!
ここまでも、ティッシュを時折取っては、涙を拭き、鼻をかみ(汚)・・・で観てきたんだけど、ついにティッシュの箱を小脇に抱えてしまいました。m(_ _)m
もう、ずびずびいってる自分の鼻の音も気にならないわ。
入院しないって言ってた明日香も、歩にこう言われたら「ママ、頑張ってみようかな?」って心の底から思うよね。
歩がちゃんと受け止めて、そして乗り越えて、今度は自分に手を差し伸べてきたなんて、母親としてはこの上ない幸せだ!
さすが明日香の娘だ!強いぞ、えらいぞ、歩ちゃん。
お互いの腕に赤いバンダナを巻いて、迷子にならないように・・と。(;_;)シクシク
海でバースデーケーキのロウソクに火を灯すのも良かったけど、離れたところで実家のみんなや会社の人達が、それぞれに明日香の誕生日を祝ってることにも泣けました。
みんなに愛されてたんだね・・・明日香。

最後にセルフタイマーで撮った5人の写真、みんなが素敵な笑顔で・・・それにまた泣けたよ〜。
海で5人揃って朝日を見て・・・結局、明日香が亡くなるところはなかった。
それでいいと思う。
明日香は「奇跡が起こるかもしれないね」なんて歩に言ってたけど、たぶんそんな事はないだろう。
もしかしたら海であのまま亡くなったかもしれないし、ちゃんと入院していくらかの時間を歩と過ごせたかもしれない。
だけど、そこははっきりさせなくていいと思う。
明日香の誕生日にみんなで海に来たという思い出は、決して悲しい思い出ではなかったから・・・。

とにかく泣きっ放しの1時間だった。
こういう「死」を扱ったドラマからは、毎回「生きる」ことを学ぶ気がする。
そして、明日も頑張ろう!って思う。
私も明日香からプレゼントをもらった気がします。
全編通してよかったけど、最終回も満足です。

 

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