1リットルの涙

++ドラマ版DVD++

++映画版DVD++

原作:木藤亜也 「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記
P:貸川聡子
主題歌:K ♪Only Human
挿入歌:レミオロメン ♪粉雪(初回限定盤) ♪3月9日
TVサントラ:ドラマ「1リットルの涙」オリジナル・サウンドトラック

第1回
「ある青春の始まり」
脚本:江頭美智留
演出:村上正典

フジテレビ系「1リットルの涙」にて着用の診察衣です。TVドラマにて使用。男性シングル 診察衣...

陣内さんが良かった。
重くなりがちな内容だけに、ああやって笑わせるキャラは必要だと思う。
そして、たぶんそういう人の落差にそのうち泣かされるのかも・・・。

豆腐店を経営する瑞生(陣内孝則)と保健士の潮香(薬師丸ひろ子)の長女で、優等生の亜也(沢尻エリカ)の受験日。
彼女は受験当日も朝から豆腐店を手伝い、会場へ向かうバスで寝過ごしてしまう。
行き過ぎたバス停から急いで受験会場へ向かう中、彼女が出会ったのが麻生遥斗(錦戸亮)。
遅れたものの、試験を受けることは許され見事合格。
クラスは偶然にも遥斗と同じ、そしてクラス委員まで任されてしまう二人。

ところが、この頃から潮香は亜也の微妙な変化に気付き始める。
よく物を落とす、転ぶ、箸がうまくつかえない・・・。
心配していた矢先の転倒、しかも手をつかず顎から地面へ・・・。
病院で検査を受けた結果、潮香の心配は現実のものとなっていく。
「脊髄小脳変性症」
体を動かしたいのに動かせない、しゃべりたいのにしゃべれない・・・だけどそういう状況を頭はちゃんと認識できる。
完治した例は・・・一度もない。
保健士という仕事だから大丈夫と、たった一人で娘の検査結果を聞きに行った潮香の気持ちを思うと、胸が苦しくなった。

辛い現実がつきつけられたばかり・・・。
この先は涙なしでは見られないのだろう。
陣内さんの明るいお父さんぶりも、薬師丸さんの穏やかでしっかりしたお母さんぶりも良かったし、主役の沢尻エリカちゃんの演技は初めて見たけど自然な感じで良かったと思う。
初回は冒頭の「私、結婚できる?」という文字と、エンディングのKの歌とともに流れる木藤亜也さんご本人の写真で(TωT)ウルウルした。
ここから先は毎回泣いちゃうんだろうなぁ。
個人的にはキャスティングも成功してて、今後も期待できそうです。

第2回
「15才、忍びよる病魔」
脚本:江頭美智留
演出:村上正典

亜也(沢尻エリカ)が脊髄小脳変性症だと診断され、潮香(薬師丸ひろ子)はセカンドオピニオンを求めて、他の医者の意見を聞きに行くが結果は同じ。
ネットで検索、片っ端から本を読み、その第一人者と言われている医者にも会いに行く。
こういう母親の気持ち、よくわかるわ〜。
一筋の光を求めているわけよ。
ネットでも本でも第一人者でも何でもいいから、娘の病気を治す方法がわかれば、そこにすがりつきたいわけよ。
でも、すがりつく場所さえないって辛いよなぁ。

第一人者の先生なら、きっと何かしら納得できる意見が聞けるんじゃないかと思って行ったのに、ここでも「治療法はまだない」と言われるだけ。
しかも慰めのように、「水野君(藤木直人)は私の教え子の中でも優秀」なんて言われても・・・。
どんなに優秀なお医者さんだって、治療法がなければどうしようもないわけで・・・。
第一人者の先生でも、話は同じだった。
駐車場に停めてあった車に戻って、潮香が携帯の留守電を聞くとそこには亜也からのメッセージが。
一筋の涙が流れ落ちた後に、潮香が静かに一人で泣くシーンはぐっと来た。
がらんとした駐車場にぽつんと停められた車の中に一人。
状況としては大声をあげて泣いても大丈夫な感じなのに、あえてここで堪えながら泣くところが見ていて辛かった。
そして瑞生(陣内孝則)にも亜也の病気の事が潮香から告げられた。
しかし、いくら保健士だとはいえ、取り乱す事もなく精一杯現実を受け止めている潮香はすごい!

和ませてくれたのが、公園の捨て犬。
後に遥斗(錦戸亮)命名で「がんも」と名づけられたわんちゃん♪
めちゃめちゃ可愛かった〜♪

まだ自分の病気を知らない亜也が、病院内で知り合った女の子。
この子のお父さんが亜也と同じ病気のようですね。
ボードに書かれた50音を使っての会話・・・。
自分と同じ主治医の名前が書かれたプレート。
亜也はどんな気持ちになったんだろう。
潮香に「私の病気ってなぁに?」と聞く場面があったけど、亜也自身も不安になってきたんだろうね。

今週もエンディングで(TωT)ウルウルしました。
Kの歌声は、とてもせつなく響きます。

・・・・・・・・・・あぁ、鬼嫁日記に続くこの流れが許せない・・・・・・・・・・・。

第3回
「病気はどうして私を選んだの」
脚本:大島里美
演出:木下高男

亜也(沢尻エリカ)への告知を遅らせたい潮香(薬師丸ひろ子)。
だけど、頭の良い亜也は自分の体の変調と、両親の態度で自分が何か重い病気ではないかと勘付いてしまう。
一人で水野(藤木直人)を訪ねた亜也・・・しかし、何も聞けず・・・。

あれだけしっかりした母親だったのに、亜也に病名を知られることを恐れるあまり、どんどん神経質になっていく潮香が痛々しかった。
一番辛いのは本人だろうけど、この時点では両親の苦悩が辛い。
ただ、潮香が取り乱せば瑞生(陣内孝則)が落ち着けと声をかけ、瑞生が感情を抑えきれなくなると潮香がしっかりと支えるような部分は、よき夫婦のあり方を見た気がしたなぁ。
亜也にばかり両親の意識が集中していることに、イラつく亜湖(成海璃子)の気持ちもわかる。
そして、亜也一人が子供ではないんだけど、亜也の事が気になって仕方ないという両親の気持ちもよくわかる。

合唱コンクールの朝、診察の前にと訪ねてきた水野は潮香に向かって「もう(病名を隠すのは)限界じゃないでしょうか?」と言う。
そして、水野がかつて担当していた男の子の患者の話をするんだけど、普段藤木直人では泣けない私もぐっと来てしまいました。(゚ー゚;Aアセアセ
進行性の病気だったが、男の子の両親は告知拒んだ。
そして、やっと1年後に告知したが、すでに男の子は歩けなくなっていて、水野に向かって「返してよ!僕の時間を返してよ!」と言ったという。
水野先生は、その言葉を今も忘れずに患者と向き合っているのね〜。

亜也はネットで検索して自分の病名をわかっていた。
それを履歴から探ってる遥斗(錦戸亮)。
当たり前のように医者になる家系に生まれてきたことに悩む遥斗にとって、亜也の病気はどう映るだろうか?
水野に「先生、私の病気って脊髄小脳変性症ですか?」と聞いた亜也、「そうだよ」という水野の言葉で張り詰めていた糸が切れたのだろうか?
その後の、「病気はどうして私を選んだの?」は、しっかり者の亜也ではなく、まだまだ子供の顔を覗かせた。
だからこそ泣けた・・・。
Kの歌は反則だなぁ・・・。
我慢していた涙が、Kの歌い出しとともに流れちゃうよ。(;´Д`)

第4回
「二人の孤独」
脚本:横田理恵
演出:木下高男

病気を告知されても、人前では何とか明るく振舞おうという亜也(沢尻エリカ)の健気さが泣ける。
「お母さん、私頑張る。だから大丈夫だよ。」
どこまでもいい子で・・・それが逆に辛い。
しかし、潮香(薬師丸ひろ子)の前で本音も出る。
「でも、やっぱわからないよ。何で私なの?」
「ごめんね、代わってやれなくて・・・。」という潮香の言葉に、同じ母親の立場としてぐっと来るものがあった。
そして、バックで流れるKの歌声・・・。(TωT)ウルウル
いかん、冒頭5分で泣いてしまったよ。

河本先輩(松山ケンイチ)に花火大会に誘われた亜也。
浴衣を着て、髪もアップにして、いそいそと出かけたのに・・・横断歩道を渡ろうとしてふらつき、またもや転んだ時に手をつかずに頭から路上へ。
結局、夏休みを利用しての検査入院となる。
そんな中、花火大会同様約束していた河本先輩の誕生日デート。
水野先生(藤木直人)たちが外出許可を出した時の先輩の複雑な表情が悲しかったなぁ。
先輩といえども高校生なわけだし、病名はわからなくとも雰囲気で難しい病気なんじゃないかって事はわかるし、逃げたくなる気持ちも全く理解できないわけではないけど・・・、「先輩、ひどいよ!」と言いたくなる。
亜也がデートに出かけた後で、病院に河本からキャンセルの電話が入ってきたのを遥斗(錦戸亮)が知って、動物園で待っている亜也のもとへ走ったわけよ〜。
河本にがっかりした分、遥斗に入れ込んでしまうわ。

河本先輩が来ない意味、亜也はちゃんとわかっているのも辛かった。
「無理に生きようとするのは間違ってるのかな?過去に戻りたい。」
黙って聞いている遥斗。
彼は急流釣りで一緒に行った兄を亡くし、父親が「何でケイスケ(兄)なんだ!」と泣きながら言っているのを聞いたというエピが紹介された。
きっと、兄の死以来、遥斗は死んだように生きてきたのではないかしら?
亜也の「過去に戻りたい」という気持ちに、遥斗も共感する部分があったんだと思う。

亜湖(成海璃子)も見てて辛いね〜。
でも、亜湖にまで気を配れない両親の気持ちも痛いほどわかる。
亜湖が亜也の病気を知るところも、ひとつの見どころだろうなぁ。

第5回
「障害者手帳」
脚本:江頭美智留
演出:村上正典

水野(藤木直人)に障害者手帳申請の用紙を渡され、躊躇する潮香(薬師丸ひろ子)。
我が子に障害者手帳が・・・と思うと、やっぱためらうのかもなぁ。

今回は亜湖(成海璃子)や弘樹(真田佑馬)が良かった。
亜也(沢尻エリカ)が退院、しかしその歩き方は悪くなったとしか思えない。
おかしいと思っても口に出せない。
だけど、その表情から姉の病気の深刻さを感じ取っている様子が伺える。
もう、これだけで泣きそうになった。
何も言わなくても気付いている、また気付いていても何も言えない・・・言わない・・・。
亜也が二階で休むと言えば、誰に言われたわけでもないのに二段ベッドの上下を取り替える亜湖。
次第に「ごめんね」という言葉が増えていく亜也。

何だか辛かった。
気配りが出来る子だから、人が自分のために時間を使ったり手を貸したりしてくれることに「すまない」と思うわけで・・・。
家族の手助けも友人のサポートも嬉しいという感情ではなく、そうやって人の手を借りなくてはならない自分が「悔しくて情けない」となるわけだ。
自分がサポートする側の立場だったら、「情けないなんて思わないで」「頼ってくれていいよ」と言うだろう。
だけど、もし自分が亜也の立場だったら・・・、やはり「悔しくて情けない」と思うんだろうなぁ。

悔しいから少しでも自分で何とかしたい。
夜、一人でリハビリを続ける亜也を背中に感じながら、寝たふりをしている亜湖の表情が良かった。
トイレに行く回数を減らすため、水分を控えて脱水症状を起こし倒れる亜也。
そこまで追いつめられていたのかと思うとせつなくなった。
誰も追いつめているわけじゃないんだけど、自分が自分を追いつめる。
そして、何よりも病気が亜也を追いつめる。

こういう時こそ家族の力って大切なんだなぁ。
障害者手帳のことで再度もめている両親に、亜湖が「隠すなら隠し通せ!」と怒鳴ったところも泣けちゃったよ。
亜也の病気について説明する潮香。
治療法がないと知って、「急に言われてもどうしたらいいのかわからない」と言う亜湖。
瑞生(陣内孝則)の「簡単なことだよ。困っている人がいたら手を差し伸べる。」という言葉も、じ〜んときた。
亜也が「ごめんねよりありがとうを大切にする」と言ったのも良かった。
誰かの手が必要なのは変わらない・・・だけど、ごめんとすまなそうな顔をするより笑顔でありがとうと言おう。
これは亜也が病気を受け入れたことでもあるのではないだろうか?

遥斗(錦戸亮)と亜也の関係もだんだん良くなってきた。
河本(松山ケンイチ)に別れの電話をする時に、「私が泣かないように見張ってて」と遥斗に頼む亜也。
遥斗への信頼が感じられる場面だった。

来週は亜也の病気を知った上での弟の苦悩かしら?
意外と弟役の子がいい雰囲気だっただけに、かなり期待してしまうわ。

第6回
「心ない視線」
脚本:江頭美智留
演出:木下高男

他人が噂話をすること、振り返って見られること、そんなことが亜也(沢尻エリカ)と家族を傷つけるわけで・・・。
そんな中で、亜也のことを知った同級生の父親が瑞生(陣内孝則)の豆腐店と契約してくれたり、亜也が障害者手帳を見せるとバスで席を譲ってくれる人がいたりすることも、複雑な思いで受け止めてしまう。
潮香(薬師丸ひろ子)が言ったように「同情」を悪いことだと思わず、「助け合う心」だと解釈できればいいんだけど、なかなかそうは思えないだろうなぁ。

そんな中で、今回は弘樹(真田佑馬)の話。
亜也のことを見る人の視線にも敏感になり、その上、亜也のことをサッカーのチームメイトに見られてバカにされ・・・。
つい亜也のことを隠したくなってしまうんだよね。
で、亜也をバカにしたチームメイトを亜湖(成海璃子)が突き飛ばし、その後弘樹を家まで引っ張って帰って「あの子も最低だけど、あんたも最低だよ!」と怒り出すのよ〜。
ものすごくしっかりしてて、本当に子供かよ!と思うぐらいだったわ。>成海璃子ちゃん
人の陰口や視線に負けない亜也のことを、すごいと思ったと亜湖。
そして、「何で亜也ねぇのこと恥ずかしいと思うのよ!そんな風に思ってるあんたの方がよっぽど恥ずかしい」と怒鳴りながら、どんどん感情が高ぶって潮香に「もういい・・・」と抱きしめられながら亜湖が泣くところで、あたくし号泣。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
そして、そんな弘樹を叱るのではなく、「今、お前のここ(ハート)いてーよな?」と言う瑞生の父としての大きさが、これまたぐっと来ましたよ〜。
家族のことで家族がこれだけ真っ直ぐに感情をぶつけるのって、すごいと思いました。
亜也ももちろんいい子だけど、亜湖も弘樹も立派ないい子じゃないですか〜。
潮香と瑞生が愛情をかけて、子供と向き合ってきた証拠ですね〜。

ただ、このやりとりを亜也が聞いてしまって涙を流す場面は辛かった。
自分のことで家族が一生懸命になってる姿は、嬉しい気持ち半分、せつなさ半分だと思う。
そして気遣いの出来る亜也だからこそ、弘樹の試合の応援には行けなくなったと嘘をつくんだよね〜。
こういう嘘がまたせつないの。(´Д⊂グスン

亜也のために弘樹が用意した試合の招待状。(正確には漢字を間違えたため、「招侍状」なんだけど)
遥斗(錦戸亮)が言った通り、「お前の弟、まずいことしたなって思ってんじゃない?」状態だった。
今回は遥斗の距離感が良かった。
亜也の病気を知っても決して特別な見方はせず生物部の手伝いも普通にやらせて、何かあっても見守るだけで手は出さず、ここぞ!というところでいい事を言ってくれる。
弘樹に言った「大事にしろよ・・・ボールも・・・姉ちゃんも・・・。」って台詞も良かったなぁ。

水野(藤木直人)は亜也の病気の進行が思ったより早いことに焦りを隠せない。
「お茶を飲んだら、少しむせた」という日記の記述が、どうしても引っかかるのね〜。
これから亜也の病状はどんどん悪化していくんだろう。
本人の苦しみを家族がどれだけ癒してあげられるかというのも、重要になってきますな。

第7回
「私のいる場所」
脚本:横田理恵
演出:村上正典

友達ってありがたいもんだなぁ。
年が明け、亜也(沢尻エリカ)が車椅子を使うようになっても、全く態度が変わらない。
これまでと同じように手を貸してくれて、亜也も「ごめんね」ではなく「ありがとう」が素直に言えるようになってて、いい感じだったのに・・・。

亜也の担任が潮香(薬師丸ひろ子)に養護学校への転校を勧める。
もちろん、設備は養護学校の方が整っていて、亜也がこの先学校生活を送るにもいいのかもしれない。
だけど、大切な友達がいる今の学校から養護学校に転校することは、亜也にとっては辛いことだろう。
亜也がバスケ部を正式に退部した時だって、他の人から知らされるまでその事を知らなかった事をまり(小出早織)が、亜也にその苛立ちを真っ直ぐにぶつけてたでしょ?
亜也は病気のせいでバスケも出来ないし、そんな状態で部員としているのも・・・という気持ちは、まりもわかってたと思う。
それでも、苛立ちは隠せなかった。
亜也を友達だと思ってるから・・・。同情なんかじゃなく、対等な立場で接しているから・・・。
亜也が何の相談もなしにバスケ部を退部したことに腹が立ち、その感情を亜也に伝えずにはいられなかったまり。
本当の友達なんだなぁ。
こういう本当の友達がいるからこそ、亜也は養護学校へ転校したくはないだろう。
転校先が養護学校であろうがなかろうが、そんな事は今は関係ないのでしょう。
「友達までいなくなったら、私、私でなくなっちゃう。」
この言葉がすべてだったと思う。

亜也が決めたことを優先してあげようという潮香。
東高に残ることを決めたのに、保護者会の席では他の保護者から遠回しに転校を勧めるような意見が・・・。
進学校だけに勉強が遅れるなんて事は、親も黙っていられないんだろう。
亜也が自分で養護学校へ行くという決断をするまで、待ってやってほしいと頼む潮香。
すると、今度は潮香に対しての意見が・・・。
「仕事を辞めて、ついててやれないのか?」

仮に潮香が仕事をやめて亜也についていたとしても、きっと保護者は何なり言ってくるんだろう。
亜也が東高にいる限り・・・。
そう思うと、哀しい。

うぅ、予告が一番泣けちゃったよ。(^▽^;)
来週はヤバイことになりそうだわ。

第8回
「1リットルの涙」
脚本:大島里美
演出:木下高男

誰かーーーーー!うちの娘を助けて下さいーーーーー!
号泣しすぎて、両脇に汗までかいてます。(^▽^;)
母は娘の号泣ぶりが気になって、ドラマに集中できませんでしたわ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

東高をやめた時点で、何かが終わっちゃうみたいで怖いという亜也(沢尻エリカ)。
潮香(薬師丸ひろ子)が仕事を辞めると言い出したり、瑞生(陣内孝則)が内緒で豆腐屋以外にも働き口を探していたり・・・。
金銭面でも苦労をかけているなぁと思うと、亜也も辛いだろう。
人の心がちゃんとわかる子だけにね・・・。

模試を受けに入って、階段で足を滑らせて転落。
その際、まり(小出早織)も手を怪我してバスケの試合に出られなくなってしまう。
ついに恐れていた事態が・・・って感じですね。
亜也の補助をしていて、友達が怪我をする。
保護者会でもこういう事が起きたら・・・という話もあったし、生徒の中でも亜也がいることで何らかの被害を被ることを心配する者も出てるし・・・。

亜也が早退した日、彼女のことについて話し合うクラス。
いつも亜也の手助けをしている早希(松本華奈)の、「たまにキツイ時もある」という本音。
無理もないよなぁ・・・ほとんどまりと早希の二人でサポートしてるんだもん。
そういう気持ちがあっても不思議じゃないよ。
生徒たちからは限界なんじゃないかという声も・・・。
忘れ物を取りに来た亜也が、このやり取りを聞いているのが辛かったね~。
しかし、遥斗(錦戸亮)がたった一人反論するのはカッコよかった。
「お前らずるいよ!」
亜也の前では親切そうにして、いないところで文句を言う。
先生にまで「何で親に先に話した?外堀から埋めるような真似するな!」だもんなぁ。
言いたいこと、全部言ってくれてすっきりした!

亜也に遥斗が結局自分もみんなと一緒で何も出来ないと言った時、画面の中の遥斗に「そんなことないよ〜」と思いっきり言いたかったよ。
いつも遥斗は亜也を特別視せず対等に扱ってくれたじゃないの。
亜也の事を面倒くさがるクラスメイトに、反論してくれたじゃないの。
そして、亜也が辛いとき、いつも側にいてくれたじゃないの。
亜也もちゃんとわかってた・・・遥斗が支えになってくれていたことを・・・。
そんな遥斗に「ありがとう、麻生君・・・バイバイ」と笑顔を作る亜也が痛々しかった。
また、バックに流れるレミオロメンの「粉雪」が、これでもか!ってくらいに盛り上げるのよ。
勘弁してよ・・・ティッシュじゃ足りないから・・・。

亜也は自分で養護学校へ行くことを決意した。
その決意までに流したのが「1リットルの涙」。
いつも人前では笑顔を作っている亜也が、一人で1リットルもの涙を流して養護学校へ行くことを決断したと思うと泣けてしまいますわ。
養護学校へ行くことは、大切な友達と別れる事でもあるんだもんね。
終了式、クラスメイトの前で「病気になったからって失うばかりじゃありませんでした」と言った亜也。
なかなか言える事じゃありませんよ。
ほんと、立派な人です。
挨拶を済ませ、潮香と瑞生に車椅子を押され東高を去ろうとする亜也を、遥斗を先頭にクラスメイトが追いかけてきて・・・。
なんとな〜く整列してる時点で、ヤバイ!と思ったわよ。
ぜーーーーったい「3月9日」だろうな・・・と。
そしたら遥斗がまず一人で歌いだすじゃない?(´Д⊂グスン
まりたちも参加するじゃない?
そして大合唱じゃない?
うちの娘が号泣してるじゃない?(^▽^;)
母は今まで見た事もないぐらいの娘の号泣ぶりと、画面から流れる3月9日で泣きながらオロオロするわけよ。
レミオロメンじゃなく、オロオロメンだわよ。

このドラマ、レミオロメンの曲もKの曲もいいんだけど、それをフルに活かしてた回だったと思います。
「粉雪」→「Only Human」→「3月9日」→ダメ押しのエンディング「Only Human」みたいな・・・。
さり気なく、亜湖(成海璃子)が亜也を助けるために東高受験を考えていたのも泣けましたわ。
いい家族じゃないですか・・・。
潮香さんも立派なお母さんだわ。
いつも大きく構えていて・・・もしも自分が潮香さんの立場だったら、あんな風に振舞えるだろうか?といつも考えて見てしまいます。

第9回
「今を生きる」
脚本:大島里美
演出:村上正典

新学期、養護学校、電動車椅子、寄宿舎生活・・・。
亜也(沢尻エリカ)には一度に多くの変化があったのね。
そんな中、潮香(薬師丸ひろ子)が亜也にプレゼントした携帯電話は良かった。
しかし、今回のラストに近付くにつれ、この携帯もせつないアイテムだったりして・・・。

養護学校の寄宿舎で、ルームメイトになったのが明日美(大西麻恵)。
亜也よりひとつ年上で、同じ病気の先輩。
明日美を見ていて、近い将来の自分を見るようで不安になる亜也の気持ちは痛いほどわかった。
やはり、こういう場合、同じ病気の者同士を同室にするものなんだろうか?
同じ病気だからわかりあえる点も多いかもしれないけど、それも善し悪しなんじゃないかと思ってしまったな。
車椅子に頼っていたら、もう自分の足で歩けなくなってしまうかもしれないという焦り。
そして、無理をしてまで自分の足で歩いて、授業には遅刻、図書の返却も時間切れ。
だけどね、やっぱ亜也の気持ちはわかるのよ。
頑張れば何とかなりそうな気がするし、頑張り屋さんだし・・・まだまだ自分は大丈夫なんだって思いたいものね。

遥斗(錦戸亮)の父・芳文(勝野洋)の心配する気持ちも痛いほどわかった。
何も意地悪で言ってるんじゃない・・・心の底から心配して言ってるんだよね。
この先、亜也の病状が進んだら、遥斗に彼女を支えることが出来るのか?
そこで逃げ出してしまったりしないか・・・。
病気のことをわかっている芳文だけに、余計に心配だったんだろう。

遥斗との水族館デートで、初めてうまく発音できないという事を実感した亜也。
寄宿舎生活の中で、潮香が与えてくれた携帯にかかってくる遥斗の電話だけが楽しみだったのに、発音がうまく出来ないんじゃ電話もいつかは・・・と考えてしまう。
メールだって、手が思ったように動かなければ、打つことは難しくなるだろう。
亜也を雨に濡らしてしまい、潮香に初めて「風邪でもひいたらどうすんのよ!」と怒鳴られ、「楽しいだけじゃいられないの。」と言われ・・・。
父親の言ってた意味、わかったんじゃないのかな?
自分の両親に謝って帰った遥斗が気になり、電話した亜也。
でも、どしゃ降りの雨の中で電話を受けた遥斗の「雨でよく聞こえない」という一言にすくんでしまう亜也。
相手に自分の言葉が伝わらない不安が、亜也の心を閉ざしていく。
「麻生君とはもう住む世界が違っちゃったのかも。」(つд∩) ウエーン 

水野先生(藤木直人)の「伝えることを諦めてはいけない。聞く気持ちのある人には必ず伝わるから」という指導も良かった。
そう言われても、もし遥斗に話しかけても分かってもらえなかったら・・・と思うと、怖くて言葉が出なくなっちゃうだろうな。
遥斗が「聞く気持ちのある人」じゃなかったら・・・と思ってしまうと、やっぱ不安だと思う。
だけど、遥斗の方から養護学校に会いに来てくれたじゃない。
「お前が話すなら、どんなにゆっくりでもちゃんと聞くよ。」と言ってくれたじゃない。
「住む世界が違うとは思わない。」とも・・・。
そして、「俺、お前のこと、好き・・・なの・・・好きなのかも・・・たぶん。」という何とも微妙な告白。(笑)
好きな人がいることは、幸せなこと。
でも、この先は亜也にとって好きな人がいることが逆にせつなくなるのかもしれない。

今週は泣かずに済みそうかな?と思ったら、最後の亜湖(成海璃子)でやられた!
東高入学を決めちゃったよ。
亜也の制服を着て現れて、「あや姉の着てた制服で、私が卒業するからね。」という一言で(TωT)ウルウルしてしまった。

予告を見た限りでは、来週はきつそうだ・・・。
泣ける・・・とか、そういう感じじゃなく、心が締め付けられそうだった。

第10回
「ラブレター」
脚本:江頭美智瑠
  大島里美
演出:木下高男

どんどん進む病状、卒業は出来ても進学や就職は困難・・・。
亜也(沢尻エリカ)は養護学校を卒業し、家へ戻る。
東高のクラスメイトたちは、ほとんど進学を決め、新しい旅立ちを心待ちにしている。
遥斗(錦戸亮)も医大合格!
しかし、亜也には次のステップがない。
どんな事があっても笑っていた亜也の顔から、笑みが消えているのが悲しかった。
笑っても、思いっきり作り笑顔・・・それでも精一杯なんだよね。(´Д⊂グスン
入院してリハビリしたいと言い出したのは、どんどん歩けなくなる事への焦りだろうか?
「過ごしやすい場所が欲しいわけじゃない。これから先、どんな風に生きていくか考えていた。」
潮香(薬師丸ひろ子)がこの日記を読んだ時、きっと自分が思っているよりも病気を理解し、自分を見つめ、悩んでいる亜也の気持ちに触れただろうね。

トイレが間に合わなくてもらしてしまったのを、遥斗に見られた亜也・・・辛かっただろうな。
好きな人に一番見られたくない姿を見られてしまって・・・。
「出てって」と言うしか出来ない自分。
そして、そんな自分が情けなくて・・・。
お姉ちゃんのお世話には慣れている亜湖(成海璃子)もさすがにびっくりした顔してたし、声を出さずに泣きながら後始末をしている潮香さんも辛かったと思う。
こういう言い方はいけないのかもしれないけど、いろんな事が出来なくなるのに頭はずっと正常なのも、何だか残酷な気がした。
自分の様子を認識することだけは衰えない。
現実を見つめる力は最後まで残っている。

夜、眠れなくて、母の声が聞きたくて・・・電話したいのに、ボタンがうまく押せない。
家にいても、娘の不安な気持ちを察知する潮香さんにも泣けちゃったよ。
こういうところに家族愛を感じるよね〜。
で、駆けつけた潮香さんに「眠れなくて、目を閉じるのが怖くて、何度も電話したけどうまく押せなくて・・・助けて、お母さん!なくなっちゃうよ・・・私に出来ること、ひとつもなくなっちゃうよ。」と亜也が泣くところで号泣・・・。
不安な気持ちを抑えられずにいる娘を病室につれて帰り、今までに書き綴った日記のノートを並べ、あなたには書くことがあるじゃない!と潮香。
私が潮香さんの立場だったら、あんな風に言えるかな?
娘と一緒に泣くだけの、よわっちい母親になっちゃうかもしれない。

その「書くこと」で、遥斗に別れを伝えるのが、またせつなかった。
まどか先生(浜丘麻矢)と高野さん(東根作寿英)の結婚式で遥斗に「ラブレター」と渡した手紙を、彼が一人で読むところもボロボロ泣いてしまった。
「麻生君といると辛い。もしも健康だったら、あんなこともこんなこともできるのに。羨ましくて、情けなくて、今の自分がみじめになってしまう。こんな私を好きって言ってくれてありがとう。何も返せなくてごめんなさい。もう会えません。」
そして、一緒に水族館へ行った時の記念のイルカのストラップまで返して・・・。(つд∩) ウエーン

「お母さん、お父さん、先生・・・私、結婚できる?」で、また号泣。
この「私、結婚できる?」はこのドラマの初回で登場したんだよね。
「いつか、いつかが来たら、お花いっぱいに囲まれて眠り続けたい。」
我が子にこう言われて、親が涙を我慢することができようか。
廊下に出て号泣する瑞生(陣内孝則)、側にいることしか出来ない潮香、言葉を失った水野先生(藤木直人)。
周りで亜也を支えてきた人たちの辛さを、ひしひしと感じてしまった。
もちろん、亜也が一番辛いんだけど・・・。

あぁ・・・そして予告が・・・。ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!! 
っつーか、そこ見せますか?予告で・・・。
見たくなかったよ・・・、まだ今週は・・・。(涙)

最終回
「遠くへ、涙の尽きた場所に」
脚本:大島里美
演出:村上正典

亜也(沢尻エリカ)20歳、病気になって5年・・・。
ついに歩けなくなり、「お母さん、私何のために生きてるの?」という文章を書き記す。
親として、こういう文章を見るのは辛いと思う。
食事を喉に詰まらせ苦しい思いをしながらの、「きっと私はこんな些細なことで死ぬのだろう」という亜也の心の声がせつない。

亜也の文章を読んだ中学生からのハガキ。
ずっと亜也に会ってなかった遥斗(錦戸亮)が、このハガキを持って会いに行くところは良かった。
遥斗がハガキを読んで聞かせるところも良かったのに、何故かここで流れる「粉雪」は余計な気がした。
ここは静かに遥斗がハガキを読むのを聞きたかった。
いくら評判の良い曲でも、流せばいいってもんじゃないと思うんだけど・・・。
亜也の文章に励まされたというハガキの内容を聞いて、人の役に立てた事を喜ぶ亜也。
錦戸君は、ここでも美しい涙を流してたなぁ。

水野先生(藤木直人)に「もしも・・・もしも・・・私の体使ってね。病気の原因つきとめてね。同じ病気の人の役に立ちたい。先生の役に立ちたい。」と亜也が言ったのにも(TωT)ウルウルしたけど、その後、一人になった水野先生がそこまで決意している亜也を前にして、自分の無力さを思い知りやるせなさでいっぱいになってる様子がせつなかった。

潮香(薬師丸ひろ子)にクリスマスプレゼントは何がいい?と聞かれ、「おうち、帰りたい」という亜也。
亜也の帰宅を前に、子供たちに両親が事情を説明するところは辛かった。
「次に入院したら、しばらく家には帰れない。次、帰るときは・・・。」と言葉を詰まらせる潮香。
「お父さんとお母さんがそんなんでどうすんの?」と言う亜湖(成海璃子)。
そんな亜湖ちゃんも良かったけど、帰宅した亜也が兄弟たちに用意したクリスマスプレゼントと手紙に(TωT)ウルウルした。
それぞれに亜也が選んだプレゼント、そして潮香が代読する手紙。
シメが「ずっとお母さんをとっちゃってごめんね」だもん。
たとえ、言葉は発せられなくても、しっかり者の亜也ねぇがそこにいる。

亜也が遥斗に日記を読ませるシーンは、遥斗の口で語られる亜也の気持ちって感じでなかなか良かったんだけど、予告を見る限り、ここで亜也が目を瞑って亡くなるんだとばかり思ってたもんで、何だか拍子抜けだった。
準備した涙はどこへ流せばいいの?って感じで、「あれ?あれあれ?」状態。
そして、5年後に飛び亜也が亡くなるシーンでも大して泣けず・・・。
さらに1年後、亜也の墓前にぞろぞろと墓参り集団がやって来るシーンでは、完璧に興醒め。
その集団の中に、ロングブーツの女性もいたよね?
墓参りにブーツかよ!
そんなんだったら、遥斗が一人で花束持ってやって来る・・・なんて方がよかったよ。

今思えば、最終回本編より最終回の予告の方が泣けたなぁ。
ラス前まではかなり良かったのに、最終回がいまひとつだったのが残念。
でも、トータルで考えれば良い作品だったと思います。

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO