愛と感動の特別企画 スペシャルドラマ2005
ウメ子

原作:阿川佐和子 「ウメ子
P:志村彰・高橋史典
エンディングテーマ:風味堂 ♪ママのピアノ(初回限定盤)

脚本:中谷まゆみ
監督:中原俊

どう言葉にすればいいのかわからないけど、ほんわかして、じんわりして、温かい感じのするドラマだった。

小学校教師のみよ(深田恭子)が、幼い頃の友達ウメ子(村上茉愛)を思い出し、兄・健一(岡田義徳)を誘って、幼い頃に過ごした町を訪ねる。
懐かしい町で、ウメ子との思い出をひとつひとつ思い出していくみよ。

もう、幼少期のウメ子、みよ(岩本千波)、健一(田中冴樹)が可愛いの♪
今は物騒な世の中で、なかなか幼稚園ぐらいの子が子供にとっての冒険をするなんて事が許されない時代だけど、まだまだそれがOKな頃の話で・・・。
ウメ子が住んでる山奥にぽつんとある感じの家も味があってよかったし、ウメ子の母・桃子(薬師丸ひろ子)がここでもいい母親なのよ。
そういうちょっと人里離れたウメ子の家が、何となくみよにとっては魅力があって、活発でやんちゃなウメ子にも惹かれるものがあって・・・。
母親のことを「ああちゃん」と呼ぶのが、たまたま「おそろい」で嬉しかったりして・・・。
もう、とにかく子供はもちろん、その子供心までもが可愛いの。

父親・二郎(伊原剛志)とは離れて暮らしていたウメ子が、紙芝居のおじさん・源五郎(宇梶剛士)のトラックに忍び込んで、お父さんに会いに行くところなんて、子供にとってはドキドキの体験で、お父さんに会えるというワクワクの体験でもあり、ふたりのああちゃんに知られたらと思うとビクビクする気持ちもあって、何だか一緒にドキドキ・ワクワク・ビクビクしちゃったわ。
二郎との再会、「ウメ子がいい子にしてたら家に戻ってくる、それまでああちゃんを守って。」という約束。
ウメ子にとっては、大事な大事な約束だったんでしょう。
二郎の病気が治ったと思ったらまたケンカする両親、それに怒ってサーカスの高い足場に上って落下。
ちょっとほろ苦い展開だったけど、その後消息を絶ったウメ子一家に大人になったみよが一枚のサーカスのポスターに引き合わされるのは良かった。
転落事故の後、「元気になるまでウメ子だと思って持ってて」と渡された貝殻の腕輪が、18年の時を経て、ちゃんと大人になったウメ子(宮地真緒)に渡されているのもじ〜んとした。

子供の気持ちになったり、大人の目線になったりしながら、多方面から楽しむことが出来ました。
特に幼い頃のウメ子の家は、子供にとってはお城みたいで素敵だった。
サーカスの衣装を作っている桃子お手製の子供服は、本当に森の妖精みたいで可愛かったし、毎回出される手作りのおやつもシンプルだけど愛情がこもってて・・・。
子供の頃にこういう想い出があるっていいな・・・と思えたなぁ。

誰に拍手って、やっぱ幼少期を演じた子供たちと薬師丸さんです!
「何にもないけど、これどうぞ」と出されたおむすびが美味しかった・・・そんな雰囲気のドラマと言えば伝わるかしら?え?意味不明?(゚ー゚;Aアセアセ

 

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