第2夜
「フェアな殺人者」
バッター、ライト、イチロー、
ピッチャー、警部補、
古畑任三郎
脚本:三谷幸喜
演出:河野圭太
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これが噂のイチローの演技か〜。
いやぁ、微妙にうまくて気持ち悪い。(爆)
今やメジャーリーグで活躍するヒーロー・イチローを殺人犯にしちゃうんだから、すごいですなぁ。(笑)
第1夜の「今、甦る死」で向島(小林隆)が辞めるという話がちらっと出てたけど、第2夜ではそんな向島がホテルの警備の仕事をしてたり、細かく前フリされてたのがわかりますわ。
それにしても向島の腹違いの弟がイチローなんてね。(笑)
ヒーローであるイチローに黒い疑惑はあってはならないわけで、そこに向島が過去に暴力団の草野球に参加してしまったという事、それをかぎつけて脅してきたライター・郡山(今井朋之)と、黒い影がつきまとってくるわけですよ。
で、郡山殺害を実行したのがイチロー。
地下の駐車場で待ってる郡山のところまで、いかに人目につかずに行くかってところで、従業員専用エレベーターに滑り込むという健脚ぶりを見せたり、郡山に渡したサインボールを隠すのに駐車場の高い場所を選び強肩ぶりを発揮して見事に投げたり・・・。
イチローの魅力を盛り込みつつ、尚且つヒーローを犯人にしちゃうという大胆さもあり、相変らず「目の付け所が古畑でしょ!」な古畑の活躍ぶりもあって、なかなか面白かったです。
何よりもイチローがこんなに演技できる人だとは思わなかったし・・・。(^▽^;)
まぁ、そのウマさが妙にむずがゆい気もしたのは確かなんだけど・・・。テヘヘッ(*゚ー゚)>
イチロー本人を守るかのように、「フィクション」であることを強調したり、「最初はハチローという主人公だった」とか、妙に言い訳がましいのは気になったけど、それぐらいの配慮が必要だったのかもしれませんね。
「うそが嫌い」とか「フェアプレイ」を強調しつつも、やった事は殺人だったりするわけなんだよなぁ。
深く考えてはいけませんね、これはフィクションなんですから・・・。(笑)
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最終夜
「ラスト・ダンス」
最後の殺人者は
私が出会った中でも、
特に美しく、
そして特に哀しい女性
脚本:三谷幸喜
演出:河野圭太
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派手で目立つタイプの妹・かえで(松嶋菜々子)と、地味でひきこもりのように仕事をしている姉のもみじ(松嶋菜々子・二役)という双子が、二人で「加賀美京子」という脚本家として活躍していた。
独立したがるもみじ、外へ出たがらなかった姉にマネージメントの仕事までは出来ないと思うかえで。
双子ゆえに幼い頃から必ず比べられてきたストレスが、ついに爆発って感じでもみじがかえでを殺害する。
ただし、派手なかえでとして生きていくために、死んだのはもみじということにして・・・。
うーん、双子だけに実は単純だけどややこしい。(苦笑)
面白かったのは古畑(田村正和)監修の「ブルガリ三四郎」という刑事ドラマ。(笑)
ブルガリ三四郎(小日向文世)が、何気に古畑のマネしてるんだけどかなり微妙。(^▽^;)
今泉(西村雅彦)もどきな鶴田さんは似てたなぁ。
しかし「ブルガリ三四郎」とか「ラブポリス」とか「ポタージュ」とか、どういうネーミングなんでしょか?(笑)
古畑の推理は相変らず細かいところに敏感で、グラスについた口紅だったり、現場に落ちていたピンキーの人形だったり、大きさのわりには魚の少ない水槽だったり、目の付け所が古畑でしょ?ではあったけど、これがファイナルのラストというにはちょっと物足りない感じだった。
古畑の口から、過去に中森明菜が演じた漫画家の話が出たのは「おぉ!」って感じだったけど、私としては「赤い洗面器」が引っかかったままなので、ぜひその話もお願いしたかったよ。
ファイナルに関しては、久々に戻ってきた今泉が見られたのが良かったんだけど、古畑と今泉のコンビが最高に良かった頃のような味は感じられなかったのが、ちょっと残念だったかな・・・。
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