小児救命

チーフP:五十嵐文郎
P:中込卓也・中川慎子・太田雅晴・里内英司

主題歌:B'z 「いつかまたここで」

第1回
「すべての子供を救いたい!!」
脚本:龍居由佳里
演出:片山修

啓翠会総合病院に勤める青山宇宙(小西真奈美)は、24時間外来を開業するための準備をしていた。
そして、ようやく明後日開業という日に運ばれてきた男の子を診るなり「開業します!」と宣言。(^▽^;)
Σ(゚д゚)オイオイ、宣言すりゃいいのかよ〜って思っちゃったけど、あとでしっかりお叱りの電話を受けてましたね。
まぁ、これが口コミで広がり、あっという間に宇宙のクリニックは大入り満員ですわ。
順調すぎる滑り出しですが、はたしてスタッフはもつのやら・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

ボタン電池の誤飲で運ばれてきた男の子は、いかにも母親(西山繭子)が怪しそうだったけど、子供が言う事きかなくて夫は仕事仕事で家庭を顧みないからって虐待とは・・・。
しかも、元看護師だからって薬を使ったりする虐待もあって、何だか見ていて辛かったよ。(´Д⊂グスン
子供が言う事きかない事より、きっと夫のあまりにも仕事優先ってな態度にストレスがたまってたように感じたけど・・・。
もう少しあの旦那さんが妻の話を聞いてあげてたら、こうなってなかったのかもなぁ・・・と思ってみたり。

そして、ひどい夜泣きかと思っていたら腸重積だった赤ちゃん。
赤ちゃんって夕方とか夜とかによく泣くし、「どうしてよ?」ってくらい泣き止まない事もあったりするけど、中にはこうやって大きな病気のサインだったりすることもあるわけで・・・。
うちはもう子供もある程度大きくなってるし、どこが痛いとか苦しいとか口に出して言えるけど、そうじゃない頃はいろいろ心配したよなぁ・・・とか思い出してみたりして・・・。
そんな時に、こういう24時間ウェルカムな病院があると、母親は安心だよね。

小さい子供を持つ親にはとてもありがたいクリニック。
しかし、それを支えるスタッフのシフトは初日で早くもガタガタらしい。
これをどう回していくかが院長である宇宙の腕の見せ所なんだろうけど、突っ走り型の彼女はクリニックで働くかどうか考えさせてもらうという小夜子(渡辺えり)に「あと1時間いて下さい」と頼み、啓翠会総合病院で受け持っていた拓実(田中碧海)がいなくなったという知らせに飛び出して行っちゃったよ。(^▽^;)

でも、拓実君・・・自分の家に帰ったらもぬけの殻だったみたいね〜。
病気の我が子を病院に置き去りにしたまま、父親はどこへ消えたんだろう?

第2回
「女医が挑む
余命24時緊急オペ」
脚本:龍居由佳里
演出:片山修

うーん、宇宙先生(小西真奈美)、ちょっと飛ばし過ぎでは?(;´Д`)
院長があそこまで無理してたら(本人は無理とは思ってないのかもしれないけど)、その下で働くスタッフはもっと大変なんじゃないかしら?

ドラマとしては、何だか各エピがバラバラでまとまってない印象の今回。
お腹が痛いとやって来たサッカー部女子が、生理を止める薬をネットで買って飲んでいたって話は、何だったんだろう?
サッカーができなくなったら、誰も自分を見てくれなくなると思って恐かった・・・という彼女の気持ちに宇宙が気付いてあげられたから、彼女は救われたのかもしれないけど、心療内科みたいな事までしてたら身がもたないんじゃないのかなぁ?

何となく、宇宙先生自身が過去に虐待されていたような雰囲気なので、子供たちを一人でも多く救いたいという気持ちが強いようなんだけど・・・。
ちょっと突っ走り気味な宇宙を、さらっとたしなめる赤池先生(渡辺えり)が、いい感じに効いている気がする。

最後に出てきた階段から落ちた男の子というのが、一番「小児救命」らしい患者っぽかったけど、腹腔内出血があるのにどこの病院も受け入れてくれないからと、啓翠会総合病院に運んで自分でオペするなんて無茶苦茶じゃない?(゚ー゚;Aアセアセ
助けたい気持ちはわかるけど、やり方があまりにわがまますぎる気がするんだけど・・・。
そうじゃなきゃ、助けられないって事なのかなぁ?

とりあえず、こんな調子で宇宙先生がどこまでもつのか、それが心配だわ。(;´Д`)

第3回
「たらい回しの命!!
女医の決断」
脚本:龍居由佳里
演出:唐木希浩

喘息のレイナ(松浦愛紗)の話は胸が痛みました。
多忙な両親に気を使い、手を焼かせない良い子でいたレイナちゃん。
でも、寂しさや不安が小さな子供の心を痛めていたんだよね。

電話の向こうのレイナが発作を起こしている事を察した宇宙(小西真奈美)がレイナの自宅に向かうと、彼女はベランダから飛び降りようとしているところで・・・。
そんなレイナに「先生も昔、同じ事をしようとした!」と宇宙が叫んで驚いちゃったわ。
宇宙先生の過去が、ここでやっと明らかになりましたよ。
幼い頃に親に捨てられたんだそうな・・・。(´Д⊂グスン
そんな宇宙先生に手を差し伸べてくれたお医者さんが冬悟(大杉漣)だったってわけね。
そっか〜、宇宙とは血が繋がってないんだね。
自分にそういう過去があるからこそ、不幸な子供を一人でも多く救いたいという強い想いがあるんだなぁ。

そんな宇宙先生の実体験を聞いたからこそ、レイナちゃんの気持ちも動いたんでしょう。
ただレイナちゃんの「親は自分にごめんなさいやありがとうをちゃんと言えというのに、自分には言ってくれない」という言葉は、母親の一人としてガツンとくるものがありましたよ。
子供ってちゃんと見てるんだよね。
「うちの子はしっかりしてるから」とか「うちの子は聞き分けが良いから」なんて、簡単に思っちゃいけないね。
それは親の勝手な思い込みだったりするのかも・・・。
子供には手をかけ、目をかけ・・・だな、とあらためて感じたエピでした。

赤池先生(渡辺えり)と柾先生(陣内孝則)は、知り合いみたいですね。
しかも赤池先生はかなり優秀な小児科医っぽいし・・・。

しかし、柾先生のお使いでうっかりクリニックに来ちゃったばかりに、こき使われてる啓翠会の樋口先生(山口紗弥加)も大変だったね。(苦笑)

第4回
「救急24時
去って行く離婚医師」
脚本:龍居由佳里
演出:唐木希浩

突然クリニックを辞めたいと言い出した相馬先生(正名僕蔵)。
理由は、宇宙(小西真奈美)が耐えられないから・・・。
おっと、ビックリな理由でしたね。
いつも、淡々と仕事をこなし、残業やきついシフトにも嫌な顔ひとつせず、率先して仕事をしているように見えた相馬先生が、胸の中にそんな思いを秘めていたとは・・・。

かつて仕事ばかりを優先し、喘息の息子の世話も妻にまかせっきりだった相馬は、ある日家族に捨てられた。
その寂しさを紛らわすために、忙しく働いていたってわけだ。
そうしていれば自分が楽だったから・・・。
でも、そんな相馬の前で昔の自分のように患者のため、子供のため、親のため・・・と必死で働く宇宙の姿は、今のみじめな自分には耐えられなかった・・・と。
「患者の数をこなすだけの医者は、あなたのクリニックには必要ないでしょう」
「あなたの無意識の押し付けが人を苦しめる事だってあるんですよ!」
相馬の言葉には、さすがに宇宙も傷ついたみたいです。(´Д⊂グスン
でも、一方で相馬先生の言ってることも少しは理解できるような気がして・・・。
結局、相馬先生は辞めてしまったけど、もう戻ってくる事はないのかしら?
今でもみんな限界ギリギリで働いているのに、相馬先生が抜けちゃったらまた負担がかかって、誰かが辞めて行くようなことになりそうだわ。(;´Д`)

そして、樋口先生(山口紗弥加)が、宇宙の事で何かを俊介(塚本高史)に話したみたいですね。
まさか、宇宙の過去?
樋口先生から話を聞いた俊介は、早速宇宙のところへ向かったようでしたが・・・。
そんな二人の光景を見ている木暮(勝地涼)の目線がせつなかったわ。

赤池先生(渡辺えり)は、冬悟(大杉漣)が頼んで宇宙のクリニックに来てもらったみたいだし、宇宙の暴走を止めるポジションのようですが、今のところ宇宙は突っ走ってばかりのようで・・・。(^▽^;)
でも、宇宙が前に進めなくなりそうな時、手を差し伸べてくれるのは赤池先生って気がするなぁ。

第5回
「消えた医師達・・・
女医涙の決断」
脚本:龍居由佳里
演出:片山修

樋口先生(山口紗弥加)が俊介(塚本高史)に話したのは、宇宙(小西真奈美)が柾先生(陣内孝則)に拓実(田中碧海)の様子を聞いていたって事だったのか・・・。
でも、これで自分が宇宙に信用されていないと思った俊介は、ますます宇宙との間に距離を感じてしまったようで・・・。

そんな中、今週も青空クリニックは大変でしたね。
相馬先生(正名僕蔵)が辞めてしまって、ただでさえきついシフトがより厳しくなって、どの先生もてんてこ舞い。
で、今回は大地先生(藤原一裕)が頭痛を訴えて来院した亜美(大森絢音)の脳腫瘍に気付かなかったことで自らを責め、翌日から欠勤。

それでも24時間体制のクリニックを守り通したい宇宙、ついには宇宙の父・冬悟(大杉漣)まで手伝いに来ちゃいましたね。
でも、毎日妻の介護ばかりの冬悟は久々に外の世界に触れられて、すごくいきいきとしているように見えて、あぁこのまま宇宙の側で手伝ってくれたらいいのになぁ・・・と思ったんだけど、家に帰れば妻が冬悟の姿を探して泣いていたりして・・・。
これじゃあ、家を空けられないなぁ・・・と現実を見せ付けられた気がしましたよ。

ついには綾先生(田実陽子)まで倒れちゃって、赤池先生(渡辺えり)が診療時間の短縮を求めるわけ。
今まで、それだけは拒んできた宇宙だけど、さすがに受け入れなきゃいけなくなっちゃって・・・、お知らせの貼り紙に隠れて一人で泣いてる姿は可哀想だったわ。
想いだけではどうしようもならないという現実、それでも立ち止まる事はできない。
一番悔しいのは宇宙なんだもんね。

そんな時、俊介がクリニックで雇ってくれとやって来た。
他の大きな病院に移る話があったのに、俊介が選んだのは青空クリニックで働く事。
これは大きな助け舟になるし、宇宙の心の支えにもなってくれそうだよね。
でも、そうなると救命士の賢斗(勝地涼)が穏やかではいられなくなりそうだわ。(^▽^;)

第6回
「奇跡の夜!!
世界一孤独な妊婦」
脚本:龍居由佳里
演出:阿部雄一

宇宙(小西真奈美)のクリニックで働く事を決めた俊介(塚本高史)は、宇宙にプロポーズ。
でも、子供の頃に親から虐待を受けた宇宙には、まだ家族というものへのトラウマがあるようで、すんなり受け入れられないんだよね。
嬉しいはずなのに、心が拒むというのは可哀想だわ。

クリニックから逃げてしまった大地先生(藤原一裕)に、宇宙だけじゃなくて赤池先生(渡辺えり)も電話をかけまくってるのが良かったわ。
おかげで大地先生も戻って来てくれることになったし・・・。
なんと、大地先生は病院から逃げ出したのが、これで3度目だったとか・・・。
子供は大好きなのに、同僚や患者の親という大人とのトラブルで逃げてしまっていた大地先生。
今回は患者の脳腫瘍を見過ごしたという事で、自分を責める気持ちも大きかったんだろうね。
「もう一度、小児科医の僕にチャンスいただけますでしょうか?」という大地先生に、「これが最後ですよ、4度目はありませんよ。」と言う宇宙。
ちゃんと院長としての威厳みたいなものはあるんだよなぁ。
倒れてしまった綾先生(
田実陽子)も戻って来て、医師の数は開院当初の人数になった。

それでも宇宙は慎重にことを運ぶため、診療時間を短縮したままクリニックを維持していこうと決めるのよ。
そんな中でクリニックに駆け込んできた妊婦。
夫から暴力を受けているらしく、傷だらけで・・・。
お腹の子を産んだら、子供も殴られるから産めないと取り乱しているんだけど、すでに破水してしまっていて、何と青空クリニックで出産だよ!
何でもできちゃうんだなぁ・・・このクリニック。(^▽^;)
宇宙やクリニックのスタッフたちに励まされて出産した妊婦さん。
でも、一瞬赤ちゃんが泣かなかった時は、こっちまで焦ったよ〜。(゚ー゚;Aアセアセ
あんまりドキドキさせないでほしいわ。( ´ー`)フゥー...
無事、女の子を出産した妊婦さんは子供を守ると誓って、救急車で大きな病院へ搬送されていきました。

クリニックの灯が消えていたのに、あの妊婦さんは助けを求めて来てくれた。
これが自分の目指していた形だとあらためて感じた宇宙。
スタッフの同意もあって、24時間体制の再スタート。
スタッフの気持ちがひとつになった今だったら、きっとうまくいきそうな気がするね。
でも、何となく賢斗君(勝地涼)の俊介と宇宙を見つめるまなざしが、いまだに気になるんだけど・・・。

宇宙は俊介に両親に会ってほしいと言いました。
自分で新しい家族を作るという事に、やっと足を踏み入れる気持ちになったみたいね。
でも、俊介は宇宙の養母の事とか、どこまで知ってるのかな?
そこまで踏み込んだ会話をしているようには思えないんだけど・・・。

第7回
「モンスターペアレントVS女医」
脚本:龍居由佳里
演出:唐木希浩

賢斗(勝地涼)が、やっと認められたようで嬉しかったわ。
今までは医者でもなく、看護師でもない救急救命士という立場の賢斗が、何となくクリニックの中で自分の身の置き場に迷ってるようなところが見受けられたんだけど、今回の昴(中村柊芽)という患者とその母・純(片瀬那奈)との接し方で賢斗の事を周りのスタッフもきちんと認めてくれたみたいだし・・・。
これまで「救命士くん」としか呼んでもらえなかったのが「賢斗くん」と名前で呼んでもらえたり、宇宙(小西真奈美)から賢斗用の聴診器を渡されたり・・・。
赤池先生(渡辺えり)に「あんたは自分が出来る事をちゃんとやってる。だから胸を張って仕事しなさい。」と言われたのも自信に繋がっただろうね。

そして、今回は俊介(塚本高史)が宇宙の両親に結婚の申し込みに行くという一大イベントがありました。
冬悟(大杉漣)の前で俊介に初めて自分の過去から養父母に育てられるまでを話した宇宙。
それを聞いて頷いた俊介を見て、冬悟が怒り出しましたね。
「宇宙の今までの人生はそんなに簡単なものじゃない」と・・・。
母・加奈子(大塚良重)の認知症についても、宇宙は俊介に話してなかったわけで、確かにこれから結婚しようという相手にそれはないかと・・・。
冬悟だって、宇宙の子供の頃を知っているからこそ、絶対に幸せになってほしいと願っているわけで、少しでも不安があれば結婚に賛成できないよね。
でも、最終的には俊介のまっすぐな気持ちが通じたようで、加奈子に俊介を会わせる気になってくれて良かったよ。
認知症の加奈子に宇宙が俊介の事を「私の大切な人、大好きな人」と紹介するところは、ちょっとじーんと来ちゃったよ。(TωT)ウルウル
加奈子は宇宙が国家試験に合格した時に贈ったネックレスの事を思い出していたみたいだね。
「宇宙が幸せになるお守り」と言って渡したネックレス、まるでそのネックレスがそこにあるかのようにして、見えないお守りを俊介の首にかけてあげる加奈子。
その後、加奈子が笑顔を見せたところが良かった。
お母さんのお許しも出たってわけだ。

いろんな事がうまく行きかけている中、啓翠会総合病院では亜美(大森絢音)のオペが始まろうとしていた。
もしかしたら視力を失うかもしれない亜美。
両親が絵を描く亜美を見ては涙し、それでも、万が一、亜美の視力がなくなった時のために最高の笑顔を見せておこうと誓い合った姿に、こっちも泣けちゃったよ。(´Д⊂グスン
どうしても親心で見ちゃうよなぁ・・・。
オペが成功するといいんだけど・・・。

第8回
「最終章・・・
緊急オペ女医の決断」
脚本:龍居由佳里
演出:片山修

亜美ちゃん(大森絢音)は、やはり視力を失ってしまいましたね。
両親は腹をくくっただけあって、「生きていてくれる」と納得した様子でしたが、本人の気持ちはまた別だよね。(´Д⊂グスン
目が開いた後の第一声が「電気つけて」だったのは、聞いていて辛かったよ。
今まで見えていたものが、急に何も見えなくなるんだもん・・・それを小さな子供が受け止めるのは難しいことだと思う。
だけど、そこはさすが宇宙(小西真奈美)だったね。
亜美ちゃんが大好きだったピアノを弾かせて、目が見えなくても出来る事はいっぱいあると教えるところは、じーんと来てしまいました。
ドラマのように簡単に行かない事は重々承知の上ですが、亜美ちゃんに笑顔が戻った時は、やはり嬉しかったわけで・・・。

宇宙のクリニックは資金繰りが大変みたいだね。
いきなり儲かるわけはないけど、やればやるほど赤字みたいなところは、やはり何とかしてもらわなくては・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
人員不足でナースたちの不満もたまっているみたいだし、そんな話を聞いていたら賢斗(勝地涼)が「自分が辞めて、ナースが一人雇えるなら」と俊介(塚本高史)に辞職を申し出てるし・・・。
俊介を見ていたら、宇宙の役に立てない自分が辛くなるんだって・・・。
賢斗君、充分役に立ってるのに・・・。

宇宙はついに冬悟(大杉漣)に借金を申し込みました。
「こうなる事を計算できなかったのか?」と厳しく責められているのを見て、私もちょっと「そう、そう!」と思っちゃったけどね。(^^ゞ
でも、結局は貸してあげる冬悟さん・・・優しいですね。
だけど、根本的な部分での見直しをしないと、せっかくお借りした冬悟さんのお金も焼け石に水なんじゃないかと思ったりして・・・。

柾先生(陣内孝則)の息子が川で溺れて心肺停止状態なのに、自分の病院で受け入れられないというのも辛かったなぁ。
結局、宇宙のクリニックで受け入れ、懸命な処置のおかげで一命を取り留めたけど・・・。
受け入れ先を探している電話が啓翠会に繋がっているのを知った赤池先生(渡辺えり)が「自分の子を助けられないで、何で小児科医になったのよ!って柾先生に伝えて!」と電話の相手に怒鳴ったところは迫力あったわ〜。
でも、柾先生だって自分で診たいのに診れない現実があったわけで、そう考えると辛いよね〜。

患者のたらい回しについてマスコミが押しかけた中、宇宙は「たらい回しという言葉を生む、医療の悪循環を断ち切る方法を一緒に考えて下さい。」と呼びかけていたけど、マスコミはそんなに甘くないだろうなぁ。

最終回
「涙の別れ・・・
サヨナラ子供達」
脚本:龍居由佳里
演出:片山修

マスコミで報道された事で、クリニックにはいつも以上に患者が押しかけ大混雑。
だけど、患者が来れば来るほどスタッフの人件費がかさんで、どんどん赤字が増えていくようで、相変わらず経営は危機状態のまま改善されず・・・。
弥生先生(笛木優子)も夜勤のシフトに加わってくれて嬉しいのに、結局はそういう人件費がクリニックの経営を厳しくしてしまうんだもんなぁ。
何だか矛盾を感じるよね。

そうそう、拓実(田中碧海)の母・和枝(山口香緒里)がクリニックにやって来ましたね〜。
宇宙(小西真奈美)に手を引かれて、拓実のところへ連れて行かれそうになるんだけど、「子供を捨てた自分がどんな顔をして会えばいいんですか?」と拒む和枝。
ここで宇宙が言った「捨てられたままでいる事が一番辛い」という言葉は、ぐさっと心に突き刺さりましたわ。
お母さんを見た拓実が逃げ出した時は、やはりそう簡単に受け入れてはくれないものかと思ったけど、「お母さん、ずっと一緒にいるから。もう、どこにも行かないから。」という言葉で、もう一度信じようと思ったんだろうなぁ。
「一人はもうヤダよ」という拓実君の一言は、一人の母親として一緒に頷いちゃったわよ。
本当にそうだよ・・・。
ただでさえ病気で心細いのに、親に捨てられるなんて・・・。
お母さんには、もう絶対に拓実君の側から離れないでいてほしいです。

さてさてクリニックの方ですが、混雑したかと思えば今度は「待たされる」と噂になってガラガラに・・・。
待たされることが理由で行かなくなる患者がこれだけたくさんいるという事は、やはりコンビニ受診というものがあったとも思えるわけで・・・。
赤字なのに、患者が減り、結局スタッフに経営状態を説明するしかなくなってしまった宇宙。
確かに宇宙の見通しは甘かったと思う。
だけど、彼女が目指していたものを理解できたからこそ、スタッフは誰一人として宇宙を責めなかったんでしょう。

二ヵ月後、赤池先生(渡辺えり)は啓翠会、大地(藤原一裕)は市立病院へ移籍。弥生も移籍先が決まったそうで、クリニックは宇宙と俊介(塚本高史)、綾(田実陽子)、そして医大受験を目指しながら働いている賢斗(勝地涼)がその灯を守っていた。
ヘルプDr.として樋口(山口沙弥加)のような医者がボランティアで診療に参加してくれたり、移籍した大病院にいる医師たちと連携もでき始めていたりで、何となく明るい未来が想像できるような終わり方だった。
そういう意味では、いくらでも続編ができそうな結末。
宇宙と俊介が結婚したのは、写真のみであっさり片付けられちゃってたけど、まぁそこが中心ではないのでそれでもいいか・・・。(^▽^;)

 

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