SCANDAL

P:生野慈朗・植田博樹
主題歌:福原美穂 「LOVE~winter song~

vol.1
「今夜発覚!
女の本音はスキャンダル」
脚本:井上由美子
演出:生野慈朗

これは・・・・日本版「デスパレートな妻たち」ってとこかしら?(^▽^;)

元CAで今は専業主婦を完璧にこなす貴子(鈴木京香)、財務省勤務の夫を持つひとみ(長谷川京子)、元モデルで医者の妻・真由子(吹石一恵)、年下の弁護士を夫に持つたまき(桃井かおり)という、何のつながりもなかった4人の女性が、共通の知り合いである理佐子(戸田菜穂)の結婚式に招待された事で知り合うわけよ。

で、式が終わって理佐子を囲んで初対面の四人がお祝いをするんだけど、そこで理佐子がゲームをしようと言い出して・・・。
店を出て各自男性を連れてくる、帰ってくるのが一番遅かった一人が店の支払いをするというもの。
このゲーム中に理佐子がいなくなり、ついには結婚したばかりの夫・慶介(加藤虎ノ介)に捜索願を出されるまでになってしまうんだけど・・・。

「デス妻」とは多少シチュエーションが違うものの、やっぱり受ける印象は「デス妻」なんだよなぁ。(^▽^;)
とりあえず理佐子は死んじゃったわけではなく、行方不明なんだけど自分から姿を消したのか、それとも何かの事件に巻き込まれたのか・・・。

理佐子が言い出したナンパゲームで、連れてこられた男性もこれから絡んで来るんだろうね。
たまきが連れてきた冴えないおっさんは、実は刑事で理佐子失踪に関して4人の主婦が警察に呼ばれた時も担当の刑事として現れたし・・・。
真由子が連れてきたのは証券マンの隼人(細田よしひこ)。
ひとみが連れてきた美容師・礼二(植田浩望)・・・って誰よ!と思ったら、あの「桜塚やっくん」だってさ!Σ(゚Д゚;エーッ! 
言われてみればそうだけど、いつものメイクじゃないやっくんって、あんなお顔なのね。(^^ゞ

理佐子捜索のために協力せざるを得なくなった四人の主婦。
それぞれの家庭にもいろんな問題がありそうだし、それこそ「デス妻」のようにいろんな関係がもつれ合ってくるのでしょう。

それにしても結婚式での理佐子の「私、勝ったわ!」って一言は印象的でしたね〜。
その雰囲気に戸田菜穂さんがピッタリで(笑)、この先さらっとしたドロドロ感(なんじゃそりゃ?)が楽しめそうな予感がします。(笑)

vol.2
「女友達の不幸は蜜の味」
脚本:井上由美子
演出:生野慈朗

警察の捜査に協力する事になった4人。

ここで一人ずつに対して事情聴取が行われていくんだけど、これで少しずつそれぞれのキャラと理佐子(戸田菜穂)の関係がわかっていくのは面白かった。

最初に呼ばれたひとみ(長谷川京子)は、実は理佐子のことが大嫌いだったり、海外旅行で理佐子と知り合った真由子(吹石一恵)は、自分が医者と結婚したことで生活レベルが違ってしまって会わなくなったとか・・・。
たまき(桃井かおり)と理佐子は秘書の先輩・後輩だったり・・・。
でも、そんな事情聴取とは別のところで発覚したのが、貴子(鈴木京香)の夫・秀典(沢村一樹)の結婚以前に理佐子が秀典と付き合っていたという事実だよね。
しかも、それを理佐子が結婚した慶介(加藤虎ノ介)から聞かされて知ったというのがね〜。
理佐子が秀典に好意を抱いているのは知りながらも、自分が秀典に選ばれたんだと思っていたら、実はその前に二人はしっかり付き合っていたなんて・・・。
それを今まで知らずにいたなんて・・・。
理佐子との結婚生活などスタートもしてないうちに妻に失踪された夫から、こんな話を聞かされるのは相当ショックだよね。

で、秀典の帰りを待ち伏せしようとしていたら、会社から出てきた夫に歩み寄る女が・・・。
思わず尾行すると、その女も今朝、貴子が秀典にプレゼントされたネックレスと同じものを身に着けてるし・・・。
こりゃ、妻としては怒り心頭ですわ!!
二人の前に出て行って問い詰めようとしたところで、何と理佐子から着信が!
すぐに切れたのでかけ直すと、男が出たよ!
誰じゃーーーー!

仲が良いわけでもないけど、何となく縁で繋がっていく女たちの関係は面白そうです。

vol.3
「夫たちにお仕置き」
脚本:井上由美子
演出:高成麻畝子

「言っちゃダメよ」な内容が、どんどん筒抜けになっていくのが女ってものよね〜。(笑)
「秘密だよ」「あなただけよ」と言われれば言われるほど、誰かに言いたくなっちゃう女の生態が描かれていて、見たくないけど見て笑っちゃう・・・みたいな感じでしたわ。(笑)

理佐子(戸田菜穂)の電話から貴子(鈴木京香)に着信があり、かけ直すと男の声で「もしもし」と言って切れたもんだから、貴子は理佐子の夫・慶介(加藤虎ノ介)にそのことを知らせるんだけど、慶介から「警察には知らせないで欲しい」と頼まれてしまうんだよね。
で、そこは頷いて帰ったものの、やはり自分の胸だけにはしまっておけなくて、ひとみ(長谷川京子)に仮の話として電話しちゃうんだけど、そんなの本当の事だってバレバレだよ!(笑)
で、ひとみは真由子(吹石一恵)に喋り、真由子はたまき(桃井かおり)に伝え・・・って感じで、結局4人ともこの事実を知っちゃってるし・・・。
しかも、話に尾ひれがついていくのが、ちょっとリアルで可笑しかったわ。

さらには、4人がそれぞれの夫にこの事実を話しちゃってるのがね〜。(゚ー゚;Aアセアセ
黙っていられないのが女ってもんよね。(苦笑)

しかし、貴子の夫・秀典(沢村一樹)が警察に連絡しちゃって、翌日には公開捜査が決まっちゃってるのよ。
貴子は慶介に責められるし、マスコミは彼女たちを失踪した理佐子の友人として取り囲むし・・・。
そういう状況をどこかで楽しんでいる4人が、またちょっと面白いんだけど・・・。

ところが、こんな状況が各家庭に波風を立て、それぞれの主婦が家を出ることになっちゃったよ。(^▽^;)
そして、少しずついろんな繋がりが見えてくるみたい。

たとえば、たまきの引きこもりの息子は、たまきが家にいない時には部屋から出てくるらしいこととか・・・。
たまきが慶介の事を昔から知っていることとか・・・。
真由子の夫・賢治(遠藤憲一)が慶介を訪ねて来ていたり・・・。(何で?)
理佐子の携帯電話を持っていたのは慶介だったり・・・。(これは、何となくそんな気がしてたけど)
ますますデス妻っぽくなってきたけど、話が動き出しそうでo(^o^)o ワクワクしてきました。
次からの展開が楽しみですね。

vol.4
「衝撃!!夫が逮捕される」
脚本:井上由美子
演出:山本剛義

いやいや、何だか大変な事になって来ましたね。(^▽^;)

真由子(吹石一恵)の夫・賢治(遠藤憲一)が慶介(加藤虎ノ介)に会いに来たんだけど、1ヶ月ほどまえに理佐子(戸田菜穂)から金を都合してほしいと頼まれ、断っていたらしいじゃない?
それと今回の失踪が関係あるんじゃないかと思って、賢治は500万の小切手を慶介に渡しに来たってわけだ。
お金があれば理佐子が戻ってこれるんじゃないかと思ったらしいんだけど、本当にそれだけなのかね〜?
ものすごーく、みんなが怪しく見えてきちゃったから、疑いのまなざしで見てしまうわ。(^^ゞ

そして真由子が軽井沢のホテルに行っていないことが分かり、賢治が探しまくるんだけど、こんなに心配というか束縛されたら真由子も逃げ出したくなっちゃうよね〜。
貴子(鈴木京香)の家まで探しに来た賢治、しかし秀典(沢村一樹)に貴子も出かけていると聞かされ・・・。
なんだかんだで賢治が探していることが真由子に伝わり、結局たまき(桃井かおり)の家に泊まったことにしようってことで、貴子・ひとみ(長谷川京子)・真由子の3人が揃ってたまきの家に一泊するのは面白かった。
最近知り合ったばかりなのに、いきなりお泊りって・・・考えてみたらすごいよね。(笑)
そこでひとみの妄想ブログ「薔薇姫の森」が知られちゃうのも、女子高のノリで可笑しかったし、理佐子を軸に繋がった4人なのに、どこか理佐子のことが置き去りになってるみたいな雰囲気もありそうで面白かった。

ただ、これってどうも旦那衆も絡んでるみたいですね。
たまきの家に泊まった翌日、それぞれの夫たちが妻を迎えにやって来るんだけど、そこでたまきが「記念写真を撮りましょう」なんて言い出すのが妙な感じで笑っちゃった。
でも、そのシャッターが切れる瞬間にピンポーンと勝沼(小日向文世)がやって来て、話を聞きたいと言ったのはひとみの夫・雄一(光石研)だよ!
えー、財務省とも何か関係があるのか?
たまきが慶介の事を知っていると言っていたのも、8年前に起きたある事件と関係があるみたいだし、みんな8年前から何らかの繋がりがあったって事なんだろうか?
雄一が連れて行かれたことで、弁護士を立てようって話になり、全く仕事をしていないたまきの夫・哲夫(石原良純)にみんなが依頼してたのも、今後が楽しみだよね。

慶介が貴子だけと会いたいと連絡してきた事にも大きな意味があるのでしょうか?

vol.5
「真相!!全てがつながる」
脚本:井上由美子
演出:生野慈朗

やはり「デス妻」なみに、いろんな人物が繋がってきたぞ〜。(笑)

どうやら8年前の事件とやらを中心に、それぞれがどこかで繋がっているみたいなんだけど・・・。
雄一(光石研)は慶介(加藤虎ノ介)が起こした事件の目撃者で、その時に雄一の弁護をしたのが、哲夫(石原義純)。
当時、理佐子(戸田菜穂)はホステスをしていて雄一が通っていた事、また賢治(遠藤憲一)も客だったことなど、あらららら〜ってぐらいに繋がっていったよね〜。
でも、一番引っかかったのは理佐子が失踪した夜、例のナンパゲームの時に彼女が男と一緒にラブホに入るのを貴子(鈴木京香)が目撃していた事!
だってさ〜、この時の相手の男性の時計が、雄一の上司・財務省の局長がしていた時計と一緒っぽかったじゃん!
理佐子と財務省のおエライさんが・・・って事は、話がもっと大きくなるような気もしてきたぞ〜。

もう会うこともないだろうからと女性四人が食事をしている頃に、雄一と哲夫、そして賢治と秀典(沢村一樹)がそれぞれ会っていたりして、みんなが秘密を持ちつつ、繋がっている様子は観察してる側にとっては面白いわ。(笑)

しかし慶介も忙しいですわね。
NYへ帰ると言ったかと思えば、仕事を終えたと帰ってきてみたり・・・。
そして、いつも接触をしてくるのは貴子のところ。
うーん、これも意味があるんだろうか?

そして、驚いたのは最後の理佐子登場の場面ですよ!
貴子の家の前でたたずんでましたね〜。
貴子に何かを伝えに来たんでしょうか?

vol.6
「新展開!!女たちの逆襲」
脚本:井上由美子
演出:生野慈朗

理佐子(戸田菜穂)は貴子(鈴木京香)の家の前から立ち去った後、タクシーで通りかかった秀典(沢村一樹)に一瞬つかまっていたのね。
「女なら誰でもこうなる可能性がある」と言って立ち去った理佐子。
何だろうね〜、気になる言葉だわ〜。

一方で貴子は慶介(加藤虎ノ介)に会って、事件の晩に理佐子と別の男性がいるのを見たと打ち明けてました。
そんな話の流れから、なんと理佐子が秀典に借金をしていた事実が発覚するんだよね〜。
きっちりしている貴子には、夫が自分に内緒で理佐子にお金を貸していたなんて許せないでしょうよ。
当然、帰宅して秀典を問い詰める貴子。
7〜8年前に100万円貸したと、すんなり認める秀典。

まぁ、そんなこんなでそれぞれの女たちが、夫以外の男性に揺れたりしながら、貴子が娘から「理佐子を見た」と聞くまでの道のりの長いこと・・・。(^▽^;)
ここでやっと本題に入った感じでしたね。
理佐子とラブホに入った男が重要だとたまき(桃井かおり)が言い出し、もう一度最初から理佐子が行きそうな場所を探すことに・・・。

何だか夫たちもまだまだ秘密がありそうで、それが理佐子の失踪に繋がっているのか早く知りたいわ〜。
理佐子と一緒にラブホに入ったのは、やはり雄一(光石研)の上司・金沢(春日純一)だし、たまきが言うように金沢が鍵を握っているのには間違いなさそう。

たまきの引きこもりの息子の存在も、何か意味があるのかしら?
ビックリするような事実がありそうでo(^o^)o ワクワクしちゃうんですけど・・・。

vol.7
「秘密の部屋」
脚本:井上由美子
演出:高成麻畝子

なんとーーー!
理佐子(戸田菜穂)は、たまき(桃井かおり)の夫・哲夫(石原義純)がかくまっていたんですか?
しかも、最初の3日間は家の中の息子の部屋・つまりあの開かずの間にかくまっていたんだとさ。
って事は、あの部屋には息子なんていないって事になるのかな?
でも、たまきがドアの外から中の息子に話しかける場面は何度かあったよね〜。
もちろん、返事はなかったけど・・・。
って事は、いない相手に話しかけていたのか、それともいると思い込みたいような事情があったのか・・・。

雄一(光石研)の上司・金沢(春日純一)が慶介(加藤虎ノ介)が起こした傷害事件の被害者で、理佐子が示談金を渡したりしているうちに金沢と男女の仲になってしまい、別れられなかったとか何とか・・・。
そんな事から男女の仲に発展するのだろうか?

理佐子は結婚式の数日前に秀典(沢村一樹)や賢治(遠藤憲一)にお金を貸して欲しいと頼んで断られているわけで、何でそんなにお金に困っていたのかが気になります。

ひとみ(長谷川京子)は金沢に会って理佐子の事を聞こうとしたんだけど、寸前で雄一に止められ、結局何も聞けませんでしたね。
しかも、雄一はひとみの行動に怒り、「言いたくないんじゃなくて、言えないんだ。もし言えば最悪財務省を辞めることになる。」と言い放つんですわ。
この財務省関連で何が隠されているのかが気になるわ〜。

慶介と貴子(鈴木京香)も、何となく怪しい雰囲気になってきたし、その慶介は哲夫の車に乗った理佐子を尾行してるみたいだし・・・。
いまだにどう繋がっているのかよくわからないんだけど、何だか面白い!(笑)
最後に「そういうことだったのか!」と思えるといいなぁ♪

vol.8
「妻の涙、母の涙」
脚本:井上由美子
演出:山本剛義

たまき(桃井かおり)の家の開かずの間には、結局誰もいないとたまき自身が告白した。
息子は亡くなっていたのね。(´Д⊂グスン
そして、心配する貴子(鈴木京香)たちに「もう会わない」と言ったたまき。
その言葉をきっかけに、バラバラになっていく4人の女たち。

理佐子(戸田菜穂)が隠れていたというたまきの息子の部屋からは、理佐子の指紋がついたナイフが発見された。
しかも刃の部分には血液反応も・・・。
うん、これで金沢(春日純一)の足の怪我の原因が理佐子であることは間違いなさそう。
勝沼(小日向文世)たち警察の捜査も金沢に及ぶんだけど、雄一(光石研)が現われて追い返しちゃうんだよね〜。
どうしても知られてはいけない何か、それも大きな何かが財務省関係にあるんだろうなぁ。

慶介(加藤虎ノ介)が理佐子の居場所がわかったと貴子の自宅の前までやって来たのには驚いたね〜。
秀典(沢村一樹)も慶介が来ている事を察知したようで、家から出てきて「もう近付くな」と釘を刺していたし・・・。
しかし、理佐子と哲夫(石原義純)が一緒にいることから、たまきに夫の居場所を教えようとする貴子を秀典が止めた時、娘の咲希(荒井萌)が「男子は黙ってて!」と母親の味方についてくれたのは、同じように娘を持つ母の身としては嬉しかったし、頼もしかった。
「女子にはどうしても友達を一番にしなきゃいけない時があるんだよ!」って、年は違えど同じ「女子」ゆえに理解できるあたりがね〜。
カッコいいよ!咲希ちゃん!

哲夫の居場所をたまきに知らせに行った貴子。
そこにもう会わないと言っていた真由子(吹石一恵)とひとみ(長谷川京子)もやって来て、うるさい友達が勢ぞろい。(笑)
そこで、たまきは死んだ息子の部屋へ友達と一緒に入るわけだ。
息子の駿介が死んでから一度も部屋に入った事がなかったのは、開けたら駿介がいないことを認めなきゃならなかったから・・・。
部屋に置かれたプラレールやランドセルから、駿介が小学校の時に亡くなったのが分かるわけで、生きていればいくつなのかはわからないけど、相当な時間が経過しているであろう、その部屋に今までたまきが入れなかった気持ちを思うと泣けてしまいました。
たくましく育てようと少年団の臨海学校に参加させ、海の事故で駿介は亡くなった。
亡くなったことを認めたくないたまきの行動に、哲夫はずっと付き合ってくれていたのね。
話を聞きながら、貴子たちが泣き出し、四人で泣きじゃくっているのを見てると、「あぁ、これが女子なんだよなぁ」って気持ちにさせられました。

哲夫が家に戻って来て、理佐子からの手紙を持ってきました。
先に読んだたまきは「この内容、受け止める勇気があったら読んでいいわよ」と言ってたけど、どんな事が書いてあるんだろう?
気になるわ〜。

vol.9
「妻が夫を捨てる日」
脚本:井上由美子
演出:高成麻畝子

理佐子(戸田菜穂)からの手紙には「これ以上深入りしないのが身のため、それでも知りたければ日曜日に教会に来て」とあった。
事件の夜、哲夫(石原義純)は二次会に参加したたまき(桃井かおり)を迎えに行って、偶然、手を血だらけにした理佐子と会い、とりあえず自宅へ連れて帰った。
しかし、その後、たまきが帰ってきたので仕方なく亡くなった駿介の部屋へかくまったのね。
理佐子の電話で貴子に連絡を取ろうとしたのは哲夫、その後折り返し貴子(鈴木京香)からかかってきた電話に出た男の声も哲夫だったってわけだ。
で、その後慶介(加藤虎ノ介)のところに理佐子の電話を送りつけたから、慶介の携帯に残っていた理佐子からの別れのメールというのは、慶介の偽装という事になるのね。

そういう事実が発覚した中、みんなは警察に話そうというんだけど、貴子はどうしても理佐子に会って話が聞きたくて・・・。
警察に話してしまえば、理佐子は見つかって拘束されるだろうし、そうなると彼女から直接話を聞くことはできなくなるもんね。
貴子の気持ちもわからなくはないけど、これ以上面倒な事になっていくのも恐ろしいような・・・。(^^ゞ

そう言えば、たまきが哲夫に理佐子を駿介の部屋に入れたことを許せない、浮気してくれた方が良かったと言っていたのは、すしんと心に重く響く一言だった。
たまきにとって、駿介の部屋に入るというのは亡くなっていることを認めなきゃならないという大きな壁だったのに、それだけ自分が大事に守ってきた場所に理佐子や血の付いたナイフがあったなんて考えたら、そりゃ許せないと思うよ。
何より、たまきがどれだけその部屋を大事に思っているかを知っているはずの哲夫が、その部屋に理佐子をかくまった事が許せないよね。
うん、気持ちはわかる。わかる。

どうしても理佐子に会いに行くという貴子を秀典(沢村一樹)は送るふりをして警察に連れて行っちゃいましたね。
こういう夫の行動も、妻としては腹が立つもんでしょうよ。
一番、自分の気持ちを理解してほしい人が、一番わかってくれないんだもん!
しかも、真実を知りたいという貴子に秀典ったら自分の浮気話を告白して「全て知ってよかったと思うか?」って、そりゃあんた究極の選択みたいなもんじゃないのさ!
あぁ、男ってどうしてこうなんだろう?って感じだわ。

理佐子は慶介に会って全てを知ろうとするんだけど、そこで慶介が理佐子に会うために自分を利用していた事を知りショックを受けるのよ。
それで、もう理佐子本人から聞くしかないと、教会へ・・・。
そこには真由子(吹石一恵)とたまきも現われて、そこへ理佐子もやって来るんだけど、教会の外にいた男は誰なんだろう?

そして、ひとみ(長谷川京子)はひとみで、雄一(光石研)を問いただし「パパがそんなことするなんて嘘でしょ?」と言ってましたが、どんな事をしちゃったというのでしょうか?
なんせ、財務省絡みのとんでもない事実があるのは間違いない。

そして、予告では主婦全員が逮捕されてませんでしたか?
何だか面白い光景で、思わず笑っちゃったんですけど・・・。

vol.10
「友よ!大切な人よ」
脚本:井上由美子
演出:生野慈朗

後で教会に駆けつけたひとみ(長谷川京子)の話によると、8年前に金沢(春日純一)と雄一(光石研)が接待で1本10万のワインをあけた事から始まったらしい。
財務省のお役人が1本10万のワインをあけていると記事にしようとしたライターがゆすってきて、その店で働いていた理佐子(戸田菜穂)に客であるライターの情報を聞き出そうとして口論になり、ピアニストとして働いていた慶介(加藤虎ノ介)が金沢を殴り怪我をさせた。
雄一は慶介から示談金をせしめ、記事をその金でもみ消すという計画を立てたんだけど、金沢はさらに理佐子を脅して・・・。
それで理佐子は金沢を殺すためのアリバイとしてナンパゲームを思いついた。
しかし、実際には殺せず足を刺しただけ・・・。
慶介のピアニストになるという夢を叶えるためには、殺人未遂の妻は似合わない。
理佐子は純粋に慶介を愛し、彼を守りたかったってことか・・・。

そんな理佐子に逮捕状が出て、教会を取り囲んでいた警察が彼女を逮捕。
そして、主婦4人も犯人隠避の疑いとやらで留置場行きに・・・。

留置場の中で胸に「○に留」と書かれたグレーのスウェット着て、真面目に話している4人の姿が面白かったわ。
慶介が留置場に来ているのを知った貴子(鈴木京香)たちは、勝沼(小日向文世)に理佐子と慶介を会わせてやってほしいと頼み、勝沼はさり気なく二人を廊下で会わせてやるのよね。
慶介が理佐子に「今度はオレが支える。待ってるよ。」と伝えると、理佐子は金沢にナイフを構えた時、「あの輪の中に戻りたいと思った。」と貴子たちを思い出した事を打ち明けるのよ。
彼女の中でも貴子たちは友達だったんでしょう。
憎まれ口叩きながらもね・・・。

この事件をきっかけに、4人それぞれが自分と夫、そして家族というものを見つめ直すことになったらしい。

雄一から離婚してくれと言われたひとみは、どっしりと構えてそんな気はないと答えてました。
退職を決めた雄一は妻のためを思って離婚を切り出したんだけど、ひとみはこれからも一緒に歩いていく道を選んだのね。

真由子(吹石一恵)は賢治(遠藤憲一)と別れることにした。
大人になるために・・・。

たまき(桃井かおり)は哲夫(石原義純)から離婚を切り出される。
駿介の荷物を捨てたら、一緒にいるのは無理かな・・・と思ったと。
やはりあの部屋が二人の絆だったんだね。
でも、絆というよりはあの部屋に二人が縛られていたのかもしれない。

貴子は秀典(沢村一樹)からやり直そうと言われ、元通りの生活へ・・・。

もっとSCANDAL的な要素があるのかと思ったら、意外とそうでもなかったけど、最終的に大人の女性の友情が描かれていて、そこには共感できたかも・・・。
家族よりも友達が大事になる瞬間というのは、いくつになっても大事にしたいな・・・と思わされましたわ。

 

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