クラインの壷
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　推薦者：Catさん

ゲームブック原作募集に応募した青年、上杉彰彦。
ヴァーチャル・リアリテイシステム「クライン２」制作に原作者として参加したものの、現実とゲームの中の世界との区別がつかなくなるような体験に巻き込まれていく。

本著での上杉青年の年齢は、２０代なので多少の変更が必要かと思われる。本著が発表されたのは１９８９年なので、連絡の手段を、普及している携帯電話やメール、パソコン等に変更するだけで十分現代に通用する内容かと思う。

もちろん織田ちゃんは上杉彰彦。

龍は眠る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　推薦者：Catさん

雑誌記者、高坂昭吾が嵐の夜に自転車をパンクさせていた少年に出会い、彼が自分は超常能力者であると告白したことから、不思議な事件に巻き込まれていく。

超能力をもつ少年が関係しているが、地に足のついた緻密なミステリーである。

織田ちゃんに演じてほしいのは、もちろん、高坂昭吾。登場時にはなげやりな、骨のある雑誌記者役は、今までにあまり演じたことはないのではないかと思われる。特筆すべきは、物語の中心人物に多大な影響を与える青年の名前である。なんと！！「織田直也」（笑）
すでにドラマ化されたことがあるらしいという情報も入っているが、単発だということなので、１クールものでじっくり見てみたいし、映画でというのも勿論大歓迎。（爆）

＊1994年CX系「金曜エンタテイメント」でドラマ化。
　演出は落合正幸氏、主役の高坂役は石黒賢さんが演じている。
　その他のキャストは東幹久・鶴田真由・森本レオなど・・・。

防壁
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　推薦者：Catさん

個人的には、「ホワイトアウト」映画化でにわかに注目した方の作品。まさか、同じ作家の方の作品を続けて、ということはないと思われる。（笑）

本著には、４編入っているのだが、表題となっている「防壁」が今回のお薦め。

佐崎康俊、警視庁警護課員、SPとして要人の警護にあたる男の骨太な話。硬派な話ということでお薦め。

「真・天狼星　ゾデイアック１」　栗本薫著　講談社文庫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　推薦者：Catさん

名探偵、伊集院大介の活躍する話。
彼については、作者による詳細な容姿の記述があり（ただし、本書ではない）以前読んだ時には、織田裕二という俳優は頭には浮かばなかったが、最近の彼を見ていると、この一本芯の通った穏やかで頭のキレル男の役、案外いいのではという気になってくる。（笑）

ただし、内容は、凄惨極まる猟奇事件に関係すると思われる魔人シリウス（犯人と思われる）との頭脳対決となる。
今までにあまり見たことのない役ということでお薦め。

因みに、友人に聞いてみたところ、伊集院大介のイメージにあう俳優さんは、古尾谷雅人さんだとか。（背がひょろひょろっとして、淡々としているのが伊集院大介である。）

仮面官僚ー東京地検特捜部
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　推薦者：Catさん

何をかくそう、あの「HERO」放送前に「お！これは織田さんに演じてもらいたい！」と思い本屋で手にとった本である。（笑）

香車勇人（かしゃはやと）助教授から検事に転じた男が脱税に絡むからくりを暴いていく静かな闘いの物語。（笑）もちろん、織田ちゃんには、クールなのに人間味に溢れる香車を演じていただきたい！！

おしまいの日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　推薦者：Catさん

結婚７年目の主婦、三津子の日記を中心に話が進んでいく。
幸せそのものに見える生活から彼女はある日、失踪してしまう。
かなり前に読んだ時には、織田さんの事は浮かばなかった。
しかし、最近になってまた、読み返してみて、この勤勉なサラリーマンの旦那様役に織田さんは適役なのでは？と思えてきた。
三津子さんにひたすら愛される素敵な旦那様を演じている織田ちゃんを見たい気もする。